クリスマスと言えば欠かせないのがクリスマスツリーです。
特に子供がいるご家庭では、
家族全員で楽しめる大切なイベントですよね^^。
しかし、子供は好奇心が旺盛で、ふとした瞬間に
「クリスマスツリーってなぜ飾るの?」
「この飾りはどんな意味があるの?」
なんて大人が答えづらい質問をどんどんしてきます^^;。
胸を張って答えられるように、
今からクリスマスツリーについて勉強しておきましょう。
今回は、クリスマスツリーの飾りの意味について調べてみます^^。
クリスマスツリーを飾る理由や由来とは?
クリスマスツリーの習慣はなんと、
キリスト教とは全く関係ない、
ドイツの土着の信仰が発祥といわれています。
キリスト教が広まる前、
ドイツ周辺の北ヨーロッパには、
カシの木を信仰する考え方がありました。
北ヨーロッパは、
バカンスの習慣があることから分かるとおり、
夏の期間が短く、冬は厳しい寒さです。
太陽の光が少ないこの地域では、
1年中青々としげるカシの木は、
永遠の命の象徴であったのです。
日本でいう御神木をイメージすると
わかりやすいかもしれませんね^^。
キリスト教が徐々にヨーロッパに広まっていく中で、
この地域はカシの木の信仰があったので、
キリスト教が受け入れられませんでした。
そこで、キリスト教はドイツ周辺の土着の信仰対処を、
カシの木に似ているもみの木にすり替えていきました。
もみの木は常緑樹で、ヨセフと聖母マリアを
ユダヤ王から守ったキリスト教と縁が深い木です。
三角形に枝を広げる特徴から、頂点をイエス、
底辺の部分を人間たちを表していると伝えました。
イエスと自分たちの関わりを表現していると、
カシの木からもみの木への信仰に変わっていくうちに、
キリスト教の普及が進んでいきました。
このドイツ周辺の習慣が世界各地に広がって、
クリスマスツリーを飾るようになったのです。
クリスマスツリーの飾りの意味とは?

クリスマスツリーには色とりどりの飾りをつけますよね。
お気に入りの飾りを見つけるのも子供の楽しみの1つです。
クリスマスツリーをより華やかにする飾りにも1つ1つ意味があります。
さっそく見ていきますよ^^。
◆ トップスター
クリスマスツリーには絶対欠かせない、
トップスターは飾りつけのハイライト。子供が必ずと言っていいほど飾りたがりますよね^^。
トップスターはイエスが生まれたときに、
大きく輝いていた星のシュピッツェという星を表していて、
希望の星という意味があります。賢者たちはこの星を目印に、
イエスが生まれた場所へと駆けつけたと言われています。◆ リンゴ
アダムとイヴが食べた伝説があるリンゴは、
今でも知識の象徴として、クリスマスツリーに
飾られています。赤が多いですが、金や銀色のものもありますし、
リンゴではなく玉を飾るケースもあります。昔は冬にリンゴがなかったので、
リンゴをモチーフにした玉を飾ることも多いです。◆ キャンディケーン
キャンディというと、球体の物が一般的ですが、
クリスマスの飾りに使うキャンディは、
特にキャンディケーンと呼ばれて、
羊飼いが使う杖がモチーフです。キリスト教では「迷える子羊」などというように、
人々が羊に例えられます。羊飼いとは、羊(人間)を正しく導く存在としてイエスを示しています。
つまり、羊飼いが使う杖というのはイエスを示しているのです。
◆ ベルや鈴
イエスが生まれたときには、誕生を報せるために、
喜びのベルが鳴ったと言われています。現在では迷える子羊が、無事に神様のもとへ
帰れるようにとの願いを込めて飾る意味合いもあります。◆ ヒイラギ
ケーキの飾りになっていることが多いヒイラギは、
日本でも節分などに魔除けの効果があるとされています。イエスは処刑されるとき、十字架にかけられる前に
いばらの冠を被らされました。キリスト教のヒイラギは、いばらを象徴しているのです。
ちなみに、ヒイラギの葉とセットになっている赤い実は、
イエスが流した血を表しています。真っ白のケーキに緑と赤がカラフルでいいな、
と思っていましたが、意味を知ると、
イメージが湧いて食べづらくなるかもしれせんね。◆ 靴下
靴下はイエスではなく、サンタクロースのモデルになった、
聖ニコラウスの伝説がモチーフになっています。聖ニコラウスが冬が越せるかどうかというくらい、
貧しく困っていた家に金貨を投げ入れました。この金貨が、たまたま靴下に入ったことで、
プレゼントは靴下に入っているという伝説が生まれたのです。◆ リース
リースは輪の形状になっていて、
終わりも始まりもないことから永遠を象徴しています。他にキリスト教では、イヴはアダムの肋骨から作られた
という伝説もあることから、カップルは強い絆で結ばれていて、
決して離れることができないと考えられています。お互いの愛情や絆が永遠に続きますようにと願いを込めて、
永遠を意味するリースにリボンをかけるケースもあります。◆ イルミネーションやキャンドル
クリスマスツリーにはライトも欠かせない装飾です。
町もクリスマスの時期になると
イルミネーションでキラキラと輝きだしますね。イルミネーションやキャンドルのような光は、
救世主であるイエスが生まれて世界を明るく照らす様子を
再現しています。昔は電気がなかったのでもっぱらキャンドルでしたが、
今は火事の心配がないライトの光で再現されています。ただし、キリスト教ではおよそ4週間前から、
待降節というクリスマスの準備期間があります。リースに4本キャンドルを立てて、
キリストの誕生を待ちわびて1週間ごとに
1本ずつ火を灯すのですが、
これには今でもキャンドルを使うケースが多いです。◆ 天使
クリスマスツリーの頂点には大きな星を飾ることが多いですが、
場合によっては天使を飾ることがあります。主にイギリスでトップスターの代わりとされることが多いです。
これは聖母マリアにイエスの受胎や、羊飼いにイエスの誕生をつたえた、
天使ガブリエルを表しています。◆ 松ぼっくり
松ぼっくりは、聖母マリアと婚約者のヨセフを助けた、
もみの木のエピソードに由来しています。救い主のイエスの誕生を知ったユダヤ王が、
イエスを殺そうと探し始め、マリアとヨセフは、
逃亡することになりました。その道中でもみの木が「ここに隠れて」と言わんばかりに、
大きな枝でマリアたちを守ってくれたのです。この勇者のもみのエピソードから、
クリスマスでは松ぼっくりが利用されます。◆ クリスマスカラー
クリスマスカラーは赤、緑、白です。赤はイエスが流した血を象徴しています。
私たちのために痛みに耐え、血を流したことから、
イエスの愛のシンボルにも通じているのです。緑は厳しい冬でも葉を落とさない常緑樹から、
永遠の命を意味します。白はイエスの清い心や純潔を表現しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか^^?
今回は、クリスマスツリーの飾りの意味について
調べてみました。
飾りもの一つ一つをみても、ちゃんとした理由や由来が
あるのが分かりました。
お子様と一緒に飾りつけをする際に、
説明も簡単に出来れば、理解しやすいのではないでしょうか^^。
ついキリスト教の大切な日ということを
忘れてしまいがちですが、改めてクリスマスツリーの意味を
見るとキリスト教に由来したものがほとんどです。
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一大イベントとなっています。
欧米では、クリスマスは家族と過ごすというのが、普通です。
改めてクリスマスツリーを飾りながら
意味を思い出すとクリスマスへの考え方が
少し変わるかもしれませんね^^。