「ママ、冬至ってなに?」
子供から聞かれたら、どうやって答えますか^^;?
一年で一番夜が長くなる日だよって答えると思いますが、
詳しい意味は、筆者は正直分かりません(+o+)。
夜が長くなる理由とかまで覚えてないので、
ちょっと調べてみました。
子供って、不意打ちのような質問が飛んできますよね(+o+)。
幼稚園などで、季節のお話をするみたいなんです。
さっそく親御さんも事前に勉強しておきましょう^^!
今回は、冬至の意味や由来を調べてみます。
冬至の意味は?
冬至とは地球の北半分の地域で
最も日照時間が短くなる日の事を言います。
四季がある日本では春分や秋分などと
同じように二十四節気の1つに数えられているんです。
参考:
二十四節気は、1年を24に分けて季節の移り変わりを表したものです。
二十四節気全部羅列すると次のとおりです。♦ 春 ⇒ 立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨
♦ 夏 ⇒ 立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
♦ 秋 ⇒ 立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
♦ 冬 ⇒ 立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒
話を戻しますね^^。
ヨーロッパの地域は、日本と比べて
白夜や極夜があることからわかるように、
日照時間が夏至と冬至では大きく開いています。
そのため、ヨーロッパでは
冬至の日は、弱まった太陽が生まれ変わって、
再び力を取り戻す日とされて盛大に祝われます。
クリスマスの由来もこの冬至と
密接に関係があると言われています。
いっぽう日本古来の陰陽道の考え方では、
夏は陽、冬は陰となり、冬至を終えると
日照時間がだんだんと戻っていくことから、
陰が弱まり陽が回復するという意味の「一陽来復」とも呼ばれて、
それまで不運が続いても運気が上昇していく日と考えられています。
古代では冬至は1年の始まりになっていた日でもあるので、
厳しい時期でも栄養がある物を食べて、
翌年への健康や幸福を願ったのです。
冬至の由来は?

昔の日本は、ほとんどの人が農民で
自給自足の生活をしていました。
まだビニールハウスや養殖技術が発達していなかった時代は、
寒くなると食べ物も育たず、動物も冬眠して
食糧の確保が一気に困難になります。
冬 = 生きるか死ぬか、無事に春を迎えられるか
ということを毎年不安に思いながら年の瀬を迎えていたのです。
また最も太陽の力が弱い冬至は、
生命が終わる日と考えられていました。
死が最も近い日であり、食糧も少なく、
街灯もないのであっという間に真っ暗になる冬至は、
昔の人にとってはとても心細い日であったことでしょう。
そんな不安を払拭して気持ちを奮い立たせるために、
冬至の日には無病息災が祈願されて、
そのときに食べられていた食べ物の1つがかぼちゃなんです^^。
陽の時期の野菜であるかぼちゃを食べて、
体を陽の気で満たす意味あいもありました。
夏に収穫したかぼちゃを大切に保存してこの日に食べていたのです。
現代では冬至に食べる食べ物にはかぼちゃが有名ですが、
他にも食べられていた物もあります。
冬至の意味でも少し触れたように、
一陽来復の日を境に太陽が力を取り戻すように
運気も上昇していく日と考えられていました。
そこで「ん」が2回つく食べ物を食べて、
運が運ばれてくるように縁起を担いだ風習があるのです。
これを「運盛り」といいます。
♦ 蓮根(レンコン)
♦ 人参(ニンジン)
♦ 寒天(カンテン)
♦ 金柑(キンカン)
♦ 銀杏(ギンナン)
♦ 饂飩(ウンドン)
この6種類の食べ物にかぼちゃ(南瓜のナンキン)を
加えて冬至の七草と呼ばれていました。
幸運を呼び込む冬至の七草の他にも、
邪気祓いとして小豆粥も食べられていました。
もともと豆は節分で鬼を祓うのに
蒔く習慣があることからわかるように、
豆は「魔滅」を連想して、
邪気祓いができる縁起がいい食べ物です。
小豆の赤は邪気を祓う色とされていて、
豆の中でも特別なときは必ず食べられてきました。
お赤飯なんかもそうですよね^^。
日が少ししか差さない、
つまりは陰の力が最も強まる冬至に
小豆で死や邪気を退けて
冬至の七草で幸運を願っていたのです。
小豆もかぼちゃをはじめとした冬至の七草も
冬至頃まで保存が利いたり、寒い時期の食べ物です。
暗く寒い冬至の時期に、次の収穫まで食べ物が
どんどん減っていくという状況は、
今では考えられないほど心細いものだったでしょう。
そんな厳しい時期だからこそ、
大切に保存してきた物であっても
縁起を担いで乗り切っていたのです。
こどもに説明するにはこれだ!
冬至を詳しく説明しようとすると、
陰陽道や日本古来の生活環境を話す
必要が出てきます^^;。
一陽来復の話や自給自足の大変さを話しても
イメージがわきませんし、
何より話が長くなってしまって
こどもが集中して聞いてられません(+o+)。
こどもに説明するなら、
日の長さの話を中心に夏と比較しながら
話すのがオススメです。
冬至とは対照的に、夏至は日の長さが最も長くなる日です。
夜が早く明けて日が遅く暮れる日なので、
どんなに朝早く起きても空が明るくなっています。
「ずっと空が明るい = いっぱい遊べる」
と考えて喜ぶ子どもも多いですよね。
反対に、日照時間が短い日は
「すぐ暗くなる = 遊ぶ時間が少ない」
と考えてしょんぼりするこどももいます。
ある程度話が聞いていられるこどもに伝えるなら、
「夏は夜7時になっても明るかったよね。
でも今は4時になったら真っ暗。
冬至は夏と反対にお日様が1番元気がない日なんだよ。でも明日からはちょっとずつ
元気になって春が近づいてくるの。お日様が元気ないから
寒くて風邪をひきやすいときだから、
体が温まる食べ物を食べて、
早くお日様に元気になってもらえるようにお願いしようね」
と伝えるといいでしょう\(^o^)/。
こどもによってはイメージしづらいなと感じる場合は
「今日は1番お日様が元気がない日なの。
でも明日からだんだんお日様が元気になってきて、
お昼が長くなるんだよ。
ちょっとずつ遊べる時間が増えるね」
と話しましょう^^。
最も日が短い日、という冬至の基本を
イメージしやすくなります。
年齢にこだわらず、こどもの個性に合わせて
どこまで話すか決めてくださいね。
冬至の時期はいつ頃なの?
冬至は1年で地球が太陽から
最も遠ざかる日に定められているので、
節分と同じように毎年ちょっとずつ変化します。
2018年の冬至は、12月22日です。
時間までは気にしなくていいと思いますが、
夏至の頃と比べて5時間ほど日照時間が
短くなると言われています。
ただ日本で冬至や夏至とされているのは、
平均太陽時という実際の太陽の動きから
得られる日照時間をもとに定められたものです。
そのため、冬至といっても日の入りが最も早い日というわけではなく、
逆に夏至といっても日の出が最も早い日ではありません。
日本では、実際の地球と太陽の距離からは、
少しずれた日が冬至や夏至となるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか^^?
今回は、冬至の意味や由来とこどもに説明する内容を
お伝えしました。
子供への説明を簡単にまとめます。
ずっと空が明るい = いっぱい遊べる
すぐ暗くなる = 遊ぶ時間が少ないと考える子どもが多いと思いますので、
”今日は1番お日様が元気がない日なの。
でも明日からだんだんお日様が元気になってきて、
お昼が長くなるんだよ。
ちょっとずつ遊べる時間が増えるね”で分かりやすいと思います^^。
ある程度話が聞いていられるお子様(小学生?)に伝えるなら、
”夏は夜7時になっても明るかったよね。
でも今は4時になったら真っ暗。
冬至は夏と反対にお日様が1番元気がない日なんだよ。でも明日からはちょっとずつ
元気になって春が近づいてくるの。お日様が元気ないから
寒くて風邪をひきやすいときだから、
体が温まる食べ物を食べて、
早くお日様に元気になってもらえるようにお願いしようね”
上記の感じでよろしいかと思います。
これから、冬至を過ぎると春が来るという感じになりますが、
生活する上では、これから冬本番なんですよね(+o+)。
寒いのが苦手です・・・。
冷え症の筆者には堪える時期がやってきました。
皆様におかれましては、体調を崩さないよう
お過ごしください^^。
冬至に関するオススメの記事はこちら!
そして、お子様に冬至の話がうまく伝わる事を
願っています。