「なぜお月見には団子なんだろう^^?」
と、ふと思った事ありませんか?
「お月見 = 団子」
この日には、お団子を作ってススキを飾り、
月にお供えをしてから、美味しくお団子を食べる。
やはり団子・・・うまいですよね^^;。
お月見や中秋の名月についてはこちらをご参照ください。
でも、なぜお団子を供えるようになったんでしょうか?
また、
♦ 月見団子の由来やその意味は?
♦ 月見団子の数は?
♦ いくつお供えしたらいいのか?
いろんな疑問が出てきました^^;。
今回は、月見団子に関することを調べてみます^^。
あなたのお役に立てれば、幸いです。
この記事の目次です
月見団子の意味や由来は?
お月見の日に、お団子を供える習慣は、
江戸時代から始まったと言われております。
お月見の時に、
「農作物の豊作祈願」
「収穫への感謝」
をするという事で、
収穫物の一つの米を使って団子を用意したのが 、
月見団子の由来だと考えられています。
農作物の収穫をするときには、夜遅くまでかかることがあります。
電気のない時代には、月明かりは農作業の助けとなっており、
そのために月に感謝を捧げたのだそうです。
そして、収穫物をお月様に、
お供えするようになったということです。
月に見たてた丸い団子ですが、
地域によって様々な、月見団子があります^^。
たとえば、
♦ 関東では丸型、
♦ 京都では芋型、
♦ 愛知では、芋型、3色の団子
色々ありますね^^。
月見団子の数はいくつ?

月見団子を、いくつ供えるか?
2つ説が、あります。
① 満月の数で12個という説。
その年に出た、満月の数を供えるとされていて、
平年では、12個、うるう年では13個です。② 十五夜で、15個という説。
十五夜だから、15個としていることもあります。なお、十三夜は13個となっています。
月見団子の並べ方
■ 15個供える場合の並べ方
一段目に、9個(3×3)、
二段目に、4個(2×2)、
三段目に、2個を盛ります。
三段目の2個は、
神事では、正面からみて、
縦に、2個並べます。
横に、2個並べると仏事になります。
■ 13個供える場合の並べ方
一段目に、9個(3×3)、
二段目に、4個(2×2)並べます。
■ 12個供える場合の並べ方
一段目に、9個(3×3)、
二段目に、3個並べます。
月見団子の台は?
お月見の団子のお供えの台には、
本来は、「三方(さんぽう)」に、
白い紙を敷いてお供えします。
よく神事などでも使われているものです。
ただ現代では、三方がある家庭は少ないので、
お盆やお皿にお供えしても大丈夫ですよ~^^。
白い紙は、奉書紙、半紙、てんぷらの敷紙などを使いましょう。
紙の敷き方ですが、長方形の紙を四辺または二辺に垂らす方法や
正方形の紙を対角に敷いて端を垂らす方法などがあります^^。
ススキや野菜を飾るのはなぜ?
ススキ
ススキは、昔より神様の依代と考えられていました。
ススキの切り口は鋭く、魔除けになるとも言われています^^。
またススキを飾るのは、ただ単に、
稲穂(お米)に似ているからで、
本物の稲穂を供えることもあるそうです。
稲穂が実る前であったため、稲穂に見立てて、
ススキが使われるようになった部分もあります。
野菜や果物
当初は、里芋などのイモ類や、
豆類の野菜を月にお供えしていました。
その時期に収穫された、
野菜や果物をお供えしていたんですね^^。
特に、ぶどうなどのツルものは、
月と人とのつながりが強くなる
という縁起(えんぎ)のいいお供えものです。
おまけ
お供え物は、食べてOKです^^!
食べる事に意味があります。
またお供え物は、昔は近所の子供は盗んでもよいとされていました。
お月様が食べてくれたと考えるので、
盗み食いが歓迎されていたんです^^;。
今では盗み食いをするチャンスもほとんどありませんが、
微笑ましい風習ですよね。
今どきこれをやったら、泥棒~って通報される気もします^^。
嫁入り前の娘は月見だんごを食べてはいけない、
とする地域もあるそうです。
皆さんの地域は、いかがですか^^?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、月見団子の由来や意味について
まとめてみました。
いろいろ調べてみると、
知らなかったことがいっぱいです(+o+)。
勉強になります^^。
お月見団子には、食べることで「健康や、幸せを得られる」
という意味もお団子には、込められています。
日々、忙しい毎日を過ごしている合間に
空を見上げ、月をみる時間を、
作ってみるのをもいいのではないでしょうか^^。
月に照らされ、元気になりましょう。
家族皆様で、楽しくお月見を過ごせますように^^。