「お月見の意味ってなんだっけか?」あらためて考えると・・・・
月を見て、お団子を食べる日・・・。あれ?花より団子!ではありませんが、思わず食べる事を考えてしまいます(+o+)。
「お月見?」「中秋の名月?」
いざ、聞かれると意味まで覚えておりません・・。恥ずかしいです・・^^;。
小さい頃は、お月さまの中でうさぎが餅をついているような紙芝居を見ていた記憶しかなく、大きくなっても深く意味など考えずにいました・・・(+o+)。
「これは、まずいぞ!」と思い、息子に聞かれても困らないように、さっそく自分の為にも調べてみました。
子供に分かりやすく、簡単に説明できるようまとめてみます^^。
子供への簡単な説明はコレだ!
まず、こんな言い方でいいのではないでしょうか^^。ご参考になれば嬉しいです。
『昔の8月15日のことで、“秋の真ん中に出る満月”のことをいうんだよ。』
『中秋の名月って言うのは、秋のちょうど真ん中の日に、みられる満月の事なんだよ。一年の中で一番キレイにお月様が見れる日なんだよ~。』
『この時期に、獲れた食べ物への感謝の気持ちをお月様に伝えて、今年もお米がたくさん取れる様に、お願いするって意味もあるんだよ~^^』
こんな感じで問題ないと思います。
中秋の名月の意味や由来は?
では、大人の皆さん向けにお伝えしますね^^。
まず中秋というのは、旧暦の秋の真ん中をいいます。つまり、旧暦では8月15日のことを指します。
旧暦では、月の満ち欠けでひと月をカウントしており、新月の日が月の1日目、そこから満月になり、最終的また新月になったらその月が、終わるというものです^^。
このように、月の満ち欠けで暦を作っていた太陰暦(旧暦)では、7・8・9月を秋としていました^^。そして、秋の真ん中の日を中秋といい、8月15日が中秋にあたります。
そのため、中秋の名月=8月15日の名月という意味になり、特に、十五夜のときは中秋の名月と書く場合が多いんです^^。
ちなみに、迷いやすい仲秋の名月とは・・・・旧暦における秋とは7月・8月・9月を表し、
- 7月を初秋、
- 8月を仲秋、
- 9月を晩秋
といいました。つまり仲秋とは8月の別称で、仲秋の名月=8月の名月という意味になります^^。
月見とは?
お月見とは、この中秋の名月にお供え物をする行事の事をいいます。これは、昔の収穫を祝うためのもので、昔、日本の主食は米ではなく里芋でした。
この里芋は、中秋の名月の日に収穫され、神様にお供えしていました。特に、「十五夜」は、別名「芋名月」と呼ばれるほど、お芋の収穫時期と重なっていたためです^^。
お月見は、平安時代から伝わるといわれております。
月見団子

お月見と一緒に供えられるお月見団子。なぜ、団子なのでしょうか?
元々は、穀物の収穫に感謝し、米を粉にして丸めて作ったのが始まりと言われております。
月に見たてた丸い団子ですが、地域によって色々な月見団子があります^^。
月見団子の由来や意味については、こちらをご参照ください!
ちなみに、月見団子はいくつ供えるのかご存知でしょうか?供える数にはなんと2つの説があるんです。
① 満月の数だから→12個
その年に出現した満月の数ぶんだけをを供えるので平年は12個。
閏年(うるうどし)は13個となります。② 十五夜だから→15個
15個の並べ方は、下から9個、4個、2個です。
なんかすごく単純な説ですね(*^_^*)。
2018年はいつ?
2018年の中秋の名月は、9月24日となっています。
ちなみに・・・・
- 2018年(平成30年):9月24日
- 2019年(平成31年):9月13日
- 2020年(平成32年):10月1日の予定です^^。
十五夜に見ることが出来る中秋の名月ですが、必ずしも満月というわけではありません。満月ではない場合のほうが、すごく多いんです。
というのも、旧暦では新月(満月の反対で月が全て欠けて見えなくなる状態)の1日から15日かけて満月になるのですが、実際は、14.7日ぐらいなので、満月は15日より少し遅れる傾向があるからです。
そして他にも、月の運行等も関係してくるので、どうしても暦通りに、ピタっと満月が訪れるわけではないのです。
しかし、その場合でも、満月ではないというだけで、見た目には、ほとんど満月と変わりのない状態です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、お月見と中秋の名月の意味や由来を、簡単に子供に説明する内容をまとめてみました。
お子様に説明するのは、本当に難しいですよね^^;。
家族そろって飾りつけなどをし、月を見て、日々食事が取れる事に感謝する。とても風流な日本を感じます^^。
このように歴史や由来を知っていくと、よりお月見も楽しめますよね^^。
是非、今年のお月見もご家族皆様で、楽しくお過ごし下さいね^^。