立冬(りっとう)を過ぎると、次は「 小雪(しょうせつ) 」がきますが、小雪の意味や由来は、知っていますか?
雪という文字が使われているので、冬に関係する意味なんだろうということは、なんとなく想像できますよね。
今回は、小雪の意味や由来、子供への簡単な説明をまとめてみました。2018年の小雪の日付も紹介したいと思います。
小雪の意味や由来は?

まず読み方ですが、「しょうせつ」と読みます。
小雪は二十四節気(一年を24つに区切り季節を考えたもの)の一つで、「 立冬(りっとう) 」の次にあたり、立冬と立春の間に位置していますので、暦上では冬の期間となります。
小雪の意味は、山などでは少しずつ雪が降り始めるころを指します。
暦便覧(暦の解説書)では「 冷ゆるが故郷に雨も雪となりてくだるがゆへ也 」と記されており、空気が冷えて、雨が雪へと変わり降ってくるという意味があります。
ちなみに2018年の小雪は、11月22日の木曜日となっています。
毎年ほとんど、11月22日の日が続きますが、年度によっては変わるときもありますので注意しましょう。
小雪の時期は、寒い東北地方では雪が降ったりする地方も出てきたりしますが、その一方で春のような穏やかな陽気に包まれる瞬間もあり、この瞬間のことを「 小春日和 (こはるびより) 」と呼びます。
ずいぶん冷え込み寒くなる時期ではありますが、本格的に雪が降り始める前に、車のタイヤ交換や外での活動をしておくといいですね。
小雪と勤労感謝の日の関係
小雪の期間である11月23日は、勤労感謝の日として祝日となっています。
この勤労感謝の日は、以前は、「 新嘗祭(しんじょうさい、にいなめさい) 」と呼ばれる祝日であり、この新嘗祭は、天皇がその年の新穀を神様に供え、五穀の収穫を祝う大切な行事です。簡単に言うと、農作物に感謝をする日だったということです。
小雪が始まったら、すぐに勤労感謝の日がやってきますので、一緒に覚えておくと便利かもしれませんね。
小雪の時期には何を食べる?

小雪の時期に、特別これをたべなくてはいけないと決まった行事食はありません。
小雪の頃に旬を迎える食材を食べると、栄養も蓄えることができ、美味しくいただくことが出来ます。
- 野菜類
白菜、春菊、大根、レンコン、小松菜、カボチャ、エリンギ、長芋、サトイモ、柿
- 魚類
蟹、伊勢海老、ヒラメ、うなぎ、さば、さわら、はまち
このような食材が小雪の時期に旬を迎えます。
体が温まる、栄養が一気に摂れる鍋料理などにしてみるのがいいと思います。冬の時期の白菜は、甘味が強くとても美味しいので、旬の時期にぜひ食べてみてください!
子供への伝え方は?
お子様に、小雪を伝える場合には、次のように説明してあげるとわかりやすいですよ。
「○○くん・ちゃんは小雪って知ってる?カレンダーを一緒に見てみよう?
11月22日のこと、それか11月22日から12月6日までの二週間くらいの期間のことを小雪(しょせつ)と言うんだよ!少しずつ雪が降ってくる時期ですよって意味なんだよ。
○○ちゃん・くんももうすぐ雪が降ってくるなって楽しく待っていようね。」
こんな感じでわかりやすく伝えてあげましょう。
雪が降ったらこんなことをしよう、あんなことをしようと話たりするのも楽しいですよね。
雪が降り始めたら何をするか、一緒に計画を話し合うのもいいかもしれません^^。
おわりに
一気に冷え込むこの時期は、風邪をひいたり体調を崩しやすくなってしまいます。
冬が深まっていく季節ですので、体調管理には万全にして、家族や会社の同僚、上司と仲良く鍋を囲んで一杯!!なんていうのも冬ならではの楽しみ方ですよね。
体をポカポカにして、元気よく小雪を過ごしましょう。