彼岸花!別名は?毒がある?花言葉や色別の意味は?

彼岸花について知っておこう!花言葉や色別の意味はあるの?
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お彼岸と言えば、ご先祖様のお墓参り、彼岸花、おはぎを思いつくと思います。

その中でも彼岸花を、最近はあまり多く見かけられなくなった気もします。彼岸花とはどんなお花なのでしょうか?気になったので、調べてみました。

今回は、彼岸花の花言葉や、色別での意味、由来なども調べてみました。

彼岸花(ひがんばな)とは?

彼岸花について知っておこう!花言葉や色別の意味はあるの?

彼岸花は、何となく不吉な花だとして、あまり好きじゃないという方も多いと思います。

彼岸花は毒を持つことで知られています。彼岸花は花、葉、茎、根などのすべての部分に毒性物質が含まれる、「全草有毒」の植物です。

特に毒性物質が多く含まれているのが、鱗茎(りんけい)と呼ばれる部分です。鱗茎は、その名の通り鱗に似たかけらが、重なり合って玉のようになった根のことを指します。

彼岸花は、花が終わって葉や茎が枯れても、鱗茎が土の中に残ることによって、何年も花を咲せ続けることが出来ます。彼岸花は、口に入れてたべることによって体に被害を及ぼします。

彼岸花は、多年性の球根植物で、ヒガンバナ科ヒガンバナ属に属しています。元々は中国やネパール地方に自生していたものが日本に伝わってきました。

花の時期は、だいたい9月の中旬あたりです。花の丈は30センチから50センチほどです。乾燥状態が続いたあとに大雨がふると一斉に花が咲きます。

雨後の彼岸花」と呼ばれています。彼岸花を見るなら、雨が止んだ後に見るといいかもしれませんね。

彼岸花の由来は、毎年、秋の彼岸のころに花が咲くことから、彼岸花として名前がつけられた説と、彼岸花には毒があるので、これを間違って食べると彼岸に行くという説があります。

彼岸花の花言葉は?

彼岸花について知っておこう!花言葉や色別の意味はあるの?

彼岸花の花言葉は、「 情熱、独立、再開、転生、思うはあなた一人、また会う日を楽しみに 」などです

< 色別の花言葉 >

  •  思うはあなた一人、また会う日を楽しみに
  •  独立、情熱、再開、悲しい思い出、あきらめ、また会う日を楽しみに
  •  追想、深い思いやりの心、悲しい思い出

彼岸花の花言葉は、意外と怖いものばかりではなく、情熱や、想うのはあなた一人など、イメージとは少し異なる花言葉もあります。これは彼岸花の色から生まれたのではないでしょうか。

花言葉とは裏腹に、どうしても不吉な花として思ってしまう彼岸花は、「 彼岸花を家に持ち帰ったら火事になった 」、「 彼岸花を摘むと死人が出る 」などと、いくつかの迷信が関係して、このような怖いおそろしい花としてのイメージに繋がったとされています。

花姿が、火を連想させることや、彼岸花がもつ毒が死を連想させるためだとされています。

花言葉は、怖いものではありませんが、昔から不吉な花とされているため、プレゼントに送ることはほとんどありません。

彼岸花の別名は?

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彼岸花にはいろいろな別名があり、その数は1000以上も別名があるそうです。有名な彼岸花の別名を一覧にしてみました。

  • 死人花 しびとばな
  • 地獄花 じごくばな
  • 幽霊花 ゆうれいばな
  • 毒花 どくばな
  • 痺れ花 しびればな
  • 狐の松明 きつねのたいまつ
  • 狐花 きつねばな
  • 剃刀花 かみそりばな
  • リコリス

など他にもたくさん種類があります。彼岸の印象を表す表現が強いものもありますね。

一番有名な別名は、曼珠沙華だと思いますが、法華経などの仏典に由来して、曼珠沙華がサンクリット語で「 天上に咲く赤い花 」という意味を指している説が、由来だとされています。
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彼岸花の役割は?

彼岸花について知っておこう!花言葉や色別の意味はあるの?

彼岸花は、田畑を食い荒らす害虫から作物を守る役割を持っています。

彼岸花には、リコリンと呼ばれるアルカロイド系毒性物質が含まれているので、摂取すると下痢や嘔吐、重症の場合には呼吸困難などを引き起こし、死を覚悟しなければならないほどの強い毒を持っています。

中枢神経系麻痺を起こすので危険です。モグラやねずみを避ける手段として植えていたそう。

枯れてもまた再生を繰り返す彼岸花は、現在でも、田舎の田んぼ道を通りかかると、ひっそりと生えていたりするのは、昔のこういった名残からだと言われています。

彼岸花は食べられるの?

彼岸花は、鎌倉時代や戦時中は、作物を守る役割のほか、救荒作物として利用されていました。

大きな球根は、でんぷんが豊富にふくまれています。有毒植物ですので年貢の対象外とされており、食料がなかなか手にはいらないときなどに、イモと同様のエネルギーになる食料として重宝されていました。

昭和の初期には、彼岸花からでんぷんを製造する企業もあったくらいなので、食料が少ない時代には、毒抜きさえしっかりすれば、大事な食べ物であったには違いありません。

また大量の毒を摂取しない限りは、薬にもなると言われてきました。セキサン、ヒガンバナ根の名称で、漢方薬として利用されることがあります。

利尿作用があり、茎を刻んで搾取した汁で患部を流すと、効くとされています。根をすりつぶしたものを張り薬にすると、むくみやあかぎれ関節痛を改善する効果もあります。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

彼岸花は、不吉な花と言われていますが、見た目はとても綺麗で花摘みしたいと思ってしまうかもしれませんが、皮膚の薄く弱い部分に樹液が触れるとかぶれてしまいますので、摘まずにその場で見て楽しむ程度にしましょう。

埼玉県日高市にある巾着田(きんちゃくだ)は、一大彼岸花景色を楽しむことが出来ます^^。その何千本もの彼岸花は、まさに美しくもありどこか悲しげで神秘的です。こちらから巾着田のホームページに飛びます。

不吉な花という印象が強い彼岸花ですが、悪いところばかりではなく彼岸花のことを良く知れば、彼岸花の良さを知ることができると思います。

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