子供の頃、毎年、7月7日が近付くと、
「笹の葉さらさら、のきばに揺れる~、お星様キラキラ~、ぎんぎん砂子」
よく口ずさんでいた気がします・・・^^;。
笹の葉に、短冊を書き、いろいろな飾りを付け、雨が降らないことを願い、
織姫と彦星会えますようにと思い浮かべながら、夜空を眺めたものでした^^。
しかし大人になって子供と一緒に七夕の準備をしているうちに、
『そーいえば、七夕飾りの意味や、短冊の意味ををよくしらないなぁ。』
と気づく自分がいました(+_+)。
「ねーねー、七夕でなんで飾るの?」
「 どうして短冊作るの?」と、
お子さんに聞かれて、ちゃんと答えられるようにしておかないと、
大人のメンツがつぶれますよね・・・・(^_^;)。
そこでお子さんに聞かれても出来る限り答えられるように、
七夕飾りや短冊の意味について、調べてみました。
七夕飾りの始まりは?
七夕といえば、かざりと短冊の2つが挙げられます。
これらのかざりは、いつ始まったのでしょうか?
① 日本の古くからの神事である「棚機(たなばた)」。
② 奈良時代に中国から伝わった織姫と彦星のお話。
③ 裁縫の上達を願う「乞巧奠(きっこうでん)」という行事。
があわさって出来たものと言われています。
簡単に解説しますと・・・・
①棚機(たなばた)とは、日本の古い行事で、7月7日に、
村で選ばれた「棚機つ女(たなばたたつめ)」と呼ばれる女性が着物を織り、
神様を迎え、神様と一緒に過ごし、帰る際に人々の穢れを祓うと行事です。
②は、皆さんご存知の織姫と彦星のお話です^^。
詳しくはこちらをご覧ください
③中国から伝わった乞巧奠(きっこうでん)と言う行事で、
日本の奈良時代以降、裁縫の上達を祈る、
宮中の年中行事として行われていた行事。
これらが、時代とともに変化し、現在の七夕の形となっています。
なぜ短冊をかざるのか?

中国から乞巧奠(きっこうでん)が伝わった時は、
もともと裁縫や手芸の上達を願っていたことから、
五色の糸を、供える習慣がありました。
広く一般に普及したのは、江戸時代になってからのこと。
なぜなら、当時高価だった糸をお供えできない代わりに、
紙を切って供えていたそう。
これが、短冊の始まりといわれております^^。
また、七夕がかつて宮中行事だった頃、
カラドリ(芋の仲間)葉にたまった夜露を集めて墨をすり、
梶の葉に文字を書いて笹につるすして書道の上達を願う習慣があったそうです。
江戸時代以降は、この短冊に書くお願い事は、
機織りや手芸、書道が上達しますようにと言う、
願いごとを書くようになったと言われています^^。
七夕短冊の5色の意味は?
短冊の色は全部で五色ですが、もともとは中国の陰陽五行説に由来しています^^。
例えば・・・
♦ 青=緑の「木行」
♦ 赤=炎の「火行」
♦ 黄=大地の「土行」
♦ 白=鉱物の「金行」
♦ 黒=命の水「水行」
を表しています。
その後、五色をすべてまとめる色、「最上の色」と言われていた「紫」が加わり、
代わりに黒が無くなりました。
それぞれの色には、人間が真面目に生きて行く意味の為の五徳と対応しています^^。
ちなみに五徳とは・・・「仁・礼・信・義・智」を言います。
それを色に当てはめると・・・・
♦ 青=仁、人間力を高める、織姫の星
♦ 赤=礼、両親や先祖に感謝する
♦ 黄=信、人間関係を大切にする、彦星の星
♦ 白=義、義務や決まりを守る、天の川の色
♦ 紫(黒)=智、学業の向上
上記になります。
どうして笹にかざるのか?

日本では神事に、笹を用いてきました^^。
なぜなら、
① 生命力の強さが殺菌や魔除けになると考えられていた事。
② また、まっすぐに成長する事から、先祖の霊や神様の依代(よりしろ)として使っていた。
また、大きく空に広がる笹は、天に願いを届けてくれやすいという意味や、
笹の葉は「船」の形にもなることから、星に願いを運んでくれるとの意味もあるそう^^。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、七夕飾りの短冊の意味や由来をお伝えしました。
七夕飾りは、折り紙を切って、作っていたのを覚えています^^。
幼稚園、小学校までは、毎年、笹に飾りつけをし、
短冊に、「お願こと」を書いていました^^。
そして、なぜか、「織姫と彦星」が会えますようにと、
必死に願っていた記憶があります・・・^^;。
今思うと、自分の願い事ではないですね・・・。
七夕の由来を子供につたえる詳細は、
こちらをご覧ください^^。
願いの叶う七夕の短冊の書き方については、
こちらをご覧ください^^。
7月7日が素敵な一日となりますように・・・
そして、皆様の願いが叶いますように!
家族で素晴らしい一日にして下さいね^^。