7月に入ると、子供たちはあっというまに夏休みがやってきます^^。学生たちは夏休みが一番楽しい時期でもありますよね。
そんな、はしゃいでる子供たちをよそに大人たちは、仕事や一気に増える家事が増えて、本当うらやましくなってしまいます^^;。
そんな大人たちにも、7月にはいるとちょっとした祝日が待っています!
それが海の日です。海の日はどんな祝日なのかご存知でしょうか。
実はこの海の日は外国にはなく日本特有の祝日なんです。今回は海の日の由来や意味、子供への説明、英語での表現の仕方をご紹介したいと思います。
海の日の由来は?

海の日は、元々「海の記念日」と呼ばれる民間の記念日でした。
この海の記念日というのは、明治天皇が、明治9年に東北地方を御巡幸したのちに、明治丸という船に乗って7月20日に無事帰着したことを祝うものでした。
軍艦によって御巡幸はあったものの、天皇が軍艦以外のものにのったのは、この時が初めてだったとされています。
この初めて明治丸にのった日は、天候が大荒れして船の揺れも強く船酔いする人が後を絶たなかったのをよそに、明治天皇は何事もなかったかのように、冷静に船に乗られていたという余談も残っています。
国民はまだ船での渡航に不安を感じている人が多かったものの、明治天皇のおかげで船は安心して乗れる移動手段の一つなんだと、信頼をよせたそうです。その後船での旅や利用は増えていきました。
昭和16年にこの日を記念して、「海の記念日」が作られました。この明治丸は、灯台の点検を行う灯台視察船として明治政府がイギリスに発注したものであり、現在は重要文化財に指定され東京海洋大学に大切に保存されています。
イギリスから発注されてきた船でありましたが、名前は日本の天皇陛下がお乗りになる船で偉大なものであるということから、初代内閣総理大臣の伊藤博文が「明治丸」と名付けました。
海の日の意味は?

昭和16年の海の記念日をさかいに、海の仕事を行う漁師さん、海運関係者など海に関わる仕事の人たちから、この海の記念日を国民の祝日にしよう!という声が多く上がり、祝日制定運動が行われるようになりました。
運動を行ったことや、明治天皇が船に初めて乗ったことを祝いした由来した歴史的背景を考え、1996年に海の日として国民の祝日に制定されました。
1996年から2002年までは7月20日が海の日で固定でしたが、2003年のハッピーマンデー制度の導入により現在は7月の第3月曜日が海の日になっています。
海の日の意味は「海の恩恵に感謝をし、海洋国家日本の繁栄を祝う」です。
海の日を英語で言うと?
まず海の日は英語で、「Marine Day」となります。
マリーンは変じゃないけど、Seaやoceanといった単語も出てきますよね。実は使い分けがあるのでマリーンデーが海の日という表現となります。
- Sea → 海を表す一般的な言葉、しかし比較的小さい海を表す場合に用いることが多い
- Ocean → 太平洋や大きな海を表す場合に用いる
Marineは名詞だと海軍となりますが、形容詞では「海の」というように用いられます。なのでそのまま海の日でMarine Dayとなります。
簡単な説明をする場合は、「Marine Day is a national holiday in japan. It is celebrated on the third Monday in July.」
海の日は日本の祝日です。海の日は7月の第3月曜日に行われています。注意するのは The third Monday で第3月曜日というようになります。
子供への簡単な伝え方は?

夏になると、海にお世話になる機会が増えていきますよね。子供に簡単に海の日を説明するには、このような例文で説明してあげるとわかりやすいと思いますよ。
「海の日って知ってる?カレンダーを見てごらん?7月の二回目の月曜が海の日っていうお休みの日なんだよ。
この海の日ってなんなのかっていうとね、ご飯の時に出てくるお味噌汁に入っているわかめや、焼いて食べる魚もいつも美味しく食べているよね。
これは、海からいただいた大切な食べ物なんだよ。食べ物だけじゃなくて○○ちゃん・くんやみんなが生きていくために必要ないろんなものを海を通してお舟で運んでいるんだよ。
だからこれからも海を大切にしてあげようね。今日はそんな海にありがとうって伝える日なんだよ。」
と、このような形で実際にカレンダーを見ながら、この日が海の日なんだということを教えてあげましょう。
海の生き物を食べていること、貿易で物資が運ばれてきていること、運んでいることをわかりやすくまとめてみました。
まとめ
いかがでしたか?
海の日もだいぶ認知されてきている気もします。最近は、海の日にちなんで水族館では半額サービスを行っていたり海フェスなども開かれてきて段々と知られてきていますが、由来や意味までは分からない方が多いと思います。
お子様にも、ただの休みとしての認識ではなく、ちゃんとした意味があっての祝日であるということを説明してあげてくださいね。
海の日は海に行って遊んでもいいですし、釣りをしたり、図書館に行って海にはどんな生物がいるのか見てみるのもいいですね。
親子そろって海に親しみを持つきっかけになれればいいですよね。ぜひ今回のまとめを参考にして海の日を送ってみてくださいね!