「風邪を引いたけど、お風呂は入っていいのかな?」「お風呂に入って風邪を早く治したい!」こんな悩みをお持ちの方いませんか?
風邪を引いた際にお風呂に入るかどうかを悩む方も多いかと。筆者の子供のころは、「風邪の時にはお風呂には入らない派」でした。
個人的には、風邪の時でもお風呂に入って温まり、すっきりしたい気持ちが強いですが、お風呂に入ることで、風邪を少しでも早く回復する入り方もあるのではないかと思い調べてみました。特にお子様がいらっしゃるご家庭の方は、気になりますよね。
風邪を少しでも早く回復できるお風呂の入り方や、子供が風邪の場合のお風呂についてもまとめています。
この記事の目次です
風邪の時にお風呂に入るのはNG?

よく昔から風邪の時にお風呂に入るのは、良くないという話を聞いたことはありませんか?
昔は自宅にお風呂がある家は珍しく、銭湯に通ってお風呂に入っていた家庭が多かったのですが、その帰り道に湯冷めして体を冷やしてしまう恐れがあるので、風邪を引いた際にはお風呂に入るのは良くないと言われていました。
自宅にお風呂があっても現在みたいに、家の中にお風呂がついているわけではなく、外にある場合が多かったので、同じく湯冷めをしてしまう可能性があるためにお風呂は控えたほうが好ましいと言われてきました。
しかし、今は昔と比べて家の中にお風呂がついている家庭がほとんどですので湯冷めの心配はありません。風邪を引いたときにお風呂に入ることでメリットも生まれます。
- 汗を流すことですっきりすることが出来る
- 血流やリンパの流れがよくなる
- 鼻や口を保温することが出来ウイルスの活性化を下げて粘膜の保護へ繋がる
- 体温が上がり免疫細胞が働き免疫力の活性化を期待することが出来る
一般的な風邪の場合の少しでも早く回復する入り方は?

まずこの項目に気をつけて入浴するようにしましょう。
- 適切温度
38~40度前後が一番体へ負担が少ないでしょう。ぬるすぎるお湯だと体が冷えてしまいますし、熱すぎるお湯だとのぼせてしまうので熱をもちやすくなってしまいますので気をつけましょう。
- 入浴時間
バスタブにつかる時間は長くても10分までにおさえましょう。立ち上がる際には一気に立ち上がらずゆっくりとバスタブを出るようにしてください。
- 髪の毛を洗う時間
髪の毛を洗うのは問題はありませんが時間をかけないようにしましょう。トリートメントを毎回行っている方は風邪の時は控えたほうが無難です。入浴後は必ずドライヤーでしっかりと乾かすようにしましょう。
ちなみにシャワー、お風呂のどちらがいいというものはありません。医学的にも根拠がありませんので自分のお好みの入り方で入浴しましょう。
シャワーは冬場ですと寒いかもしれませんが入浴による体力消耗が防げます。シャワーや風呂上りは、湯冷めしやすいので、上がった後のことを考えて脱衣所を温めておくといいですよ。
子供の発熱の場合は入ったほうがいい?入らない?
多少の風邪気味程度でしたら、お風呂に入ること自体に問題はありませんが、子供の発熱の際、お風呂は熱が38度を超えたら控えるのがいいでしょう。
入浴するだけでも体力を使いますし、上手く洗えない場合や大人と一緒にお風呂に入っている幼児などは、洗っている最中や待っている間に体が冷えてしまいますので、その点では入らないのがいいと思います。
極端に汗をかいている場合は、ぬるま湯のタオルで体をふき、着替えさせる程度で十分です。
子供の発熱の場合の判断は?

子供がこのような症状がでていたらお風呂は控えましょう。
- 38度を超える高熱
入浴をすることで体温が上昇してしまい体力消耗に繋がります。ふらつきや転倒もしてしまう危険があります。また、一人で入れない幼児は待っている間に湯冷めの可能性があります。
- おう吐、下痢の症状
この場合には水分が失われている証拠ですので、入浴をしてしまうと汗をかき脱水症状を起こしてしまいますので控えましょう。
- 寒気
体がぶるぶる震えていたり、いつもと同じ温度の部屋にいるのにとても寒いと感じるときは熱が上がるサインです。お風呂はやめて着替えだけしましょう。
- 頭痛
入浴をすることで血管を広げてしまうので、頭痛の症状が出ているときは悪化する可能性があるので控えましょう。
- 解熱剤の使用
解熱剤を使用していた場合は、解熱剤の効果が切れてしまうと熱が急に上がってしまう場合があります。解熱剤を使用してから6時間以内の入浴はやめましょう。
子供が熱を出したときのお風呂の入れ方は

子供が微熱だったり風邪を引いた初期段階などの場合にはお風呂に入れるのは問題ありません。
以下の点を心がけてください。
- 脱衣所を温める
お風呂に入る少し前から脱衣所にストーブ、ファンヒーターなどで温めてあげましょう。
- 時短で済ませる
体力が奪われてしまうのを防ぐため一緒に入浴ではなく子供だけ入れるようにしましょう。一人で入れない場合には大人は服を着たまま洗ってあげましょう。
- 髪をしっかりと乾かす
いつもより髪を念入りに乾かしましょう。半乾きだったりすると熱がぶり返してしまったりする可能性がありますので、タオルドライをしたあと十分に乾かしてあげましょう。
- 入浴後すぐに寝かせない
入浴が終わったらすぐにお布団で寝かせてあげようとしちゃいますよね。入浴したことで体温があがり体がポカポカし布団の中で汗をたくさんかいてしまいます。その後、逆に体が冷えて熱があがってしまうこともあります。
水分補給をさせ、温かい場所で少し落ち着かせてから寝かしつけてあげましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
風邪の際のお風呂の入り方と、子供が風邪の場合のお風呂の入り方をまとめてみました。
大人でしたら、多少の熱が出ても、自分でお風呂に入り、身体を温めて静養など出来るかと思いますが、お子様の場合は、自分一人でお風呂に入ったりすることも難しいので、親が看病しないといけません。
子供の場合は、風邪が長引いたりしやすいので、お風呂には入れるかどうかは注意が必要になってきます。
風邪の際には、自分の体調をみながら、お風呂をうまく活用して風邪を治したいですね。
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