よく年賀状で見かけられる元日、元旦の言葉ですが、皆さんは違いをご存知でしょうか?
それぞれの意味を知って使いわけるのは難しいですよね。最近ではスーパーなどにもすでに年賀状の印刷がしてあるものも販売されており、それを購入して相手に送り出す方も多いと思います。
実は元旦、元日の言葉が使われている年賀状を、送る日にちを間違ってしまうと、相手に失礼に当たってしまう場合もあるようです。
今回は元旦と元日の違いや、お子様に簡単に伝えるにはどうしたらよいかをご紹介したいと思います。
正月はいつまでなの?

お正月って一体いつからいつなのかと疑問に思いますよね。
三が日という言葉があるように、1月1日から1月3日までを正月だという認識の方が多いですよね。
最近では、三が日や門松を飾っている期間の松の内を、正月としている家庭など地域や家庭での認識が様々です。
いつまでということは特にはないようですが、仕事などの関係から三が日、松の内までがお正月という認識が多いようです。
元日と元旦の意味は?

元日と元旦の意味ですが、元日は年の一番初めの日を言います。ですので、1月1日のことを元日と呼びます。
そして、元旦は一年のはじまりの朝のことを呼びます。1月1日の早朝のことを呼びます。
漢字で見てみるとわかりやすいのですが、元旦の旦という文字は始まりを意味する言葉で、元は一日の始まりという意味を持っています。
二つを重ねて考えると、一日の始まりというようになります。他にも諸説があり旦の下線は地平線を表し、上の日の部分は太陽を表しているという考えもあるようです。
元旦と元日では何が違うの?
先ほども少しお話しいたしましたが、元日は1月1日を指します。元旦は1月1日の夜明け(早朝)、日の出のことを指しています。
元日は日付を表記していますが、元旦は時間を表記するものと簡単に覚えておくとわかりやすいと思います。
年賀状にはどっちを書けばよい?

「元日」、「元旦」を年賀状で使用する際、1月1日に投函した年賀状のみに用いられるものです。
1月1日に配達される年賀状は午前中には届きますので、元旦とするのが一般的でしょう。
投函するのが遅れてしまい、1月1日に間に合わなく1月2日以降に届く可能性が高い年賀状は「元日」や「元旦」とは記入せずに、吉日や新春などの言葉を用いて送るようにしましょう。
しかし、年賀状は相手に新年の挨拶で送るものですので、届く日付や時間を考えて送る、もしくは記入しましょう。
子供向けの伝え方は?
お子様に説明する際にはこのように伝えるといいでしょう。
例 お正月っていつまでか知ってる?ほんとは1月31までのことをお正月って呼ぶんだって。
でもねパパ、ママはお正月だからって言ってずっと休んでいられないでしょ?お仕事とかおうちのことやらなくちゃいけないから1月3日まではお正月ってことにしてゆっくり休みましょうね。っていうようにしてるんだよ。
このように、三が日をわかりやすく伝えてあげましょう。
また元旦と元日を伝えるには次のような形で伝えるといいかも知れません。
例: 元日っていうのはね1月1日のその日の全部のことを言うんだよ。元旦って言うのはね1月1日のお日様が昇った時間のことをいうんだよ。
元旦と元日はややこしいので説明するときには、紙に漢字を書いて説明してあげるのも一つの手だと思います。
元旦の地平線を表しているという説明も、子供にとっては刺激的な説明だと思うのでぜひしてあげてくださいね。
おわりに
いかがでしょうか。
お正月が1月31日まで全部のことを指すのは驚きでしたね。
私の地方は松の内までがお正月という習わしで、三が日や1月全部をお正月という考えはありませんでしたので、本当に地域や家庭によって考え方はそれぞれなんだと実感しました。
またよく間違いがちな元旦と元日ですが、年賀状を送る際には相手に失礼にならないように記入し終わったら必ず届く日付も確認したほうがいいですね!