成人式とは?意味や由来は?子供向けの簡単な伝え方は?

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成人の日になると街では振袖を着て歩いている人を多く見かけます。

成人式を迎えていないお子様にとっては憧れでもありますね。筆者の子供もなぜ振袖を着るのか?、どこへいくのか?何をしにいくのか?不思議に感じることがあるようです^^;。

大人になった私たちもはっきりとした意味や由来はわからないですよね。

今回は成人式の意味や由来などをご紹介したいと思います。子供向けの簡単な伝え方もまとめています。

成人式の意味や由来は?

成人式は昔から大人になったお祝いの儀式として、男子は元服(げんぷく)という儀式、女子は裳着(もぎ)などを行っていました。

現在のような形の成人式は、1946年に埼玉県で行われた青年祭というものが発祥だと言われています。小学校の校庭にテントを張りお祭りのように祝ったのが青年祭です。

日本全国に広まり青年祭が行われてから二年後の1948年に祝日法が公布、施行され成人の日が入りました。

成人式の日の意味としては、「大人になったことを自覚し自ら生き抜こうとする青年たちを祝い励ます日」となっています。

当時は1月15日でしたが、1998年の祝日法改正によって2000年以降の成人式は、1月の第2月曜に移動となりました。

成人式は何をするの?

成人式は、「大人になったことを自覚して自ら生き抜こうとする青年たちをお祝い励ます日」という趣旨ですが、簡単な言葉でまとめると「大人になったのだから一人の大人として生きていくことを自覚しなさい!」という意味ですね。そしてお祝いの意味を込めて式典をします。

地方によっては内容などは変わってくると思いますが、受付を済ませてから式典を行う所がほとんどだと思います。

流れとしては、

  1. 式典 (市長さんのご挨拶、新成人代表挨拶など)
  2. 主催者側による出し物
  3. 写真撮影
  4. 成人式が終わった後に同窓会がある場合もあるようです

このような形になるのではないかと思います。

最近では成人式に参加しない方も多くなってきているそうですが、成人式では、久しぶりに同級生と会えるメリットや今まで育ててもらった両親への感謝の気持ちを込めて、これまで育ててもらってありがとうと挨拶をするのもいいかもしれませんね。

一生に一度の思い出なのでぜひ参加をしてみてください!!

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成人式にはなぜ振袖を着るの?

成人式とは?意味や由来は?子供向けの簡単な伝え方は?

振袖が誕生したのは江戸時代です。江戸時代前期になると、若い女性が着る正装の和服の袖丈が、時代に合わせて段々と長くなっていきました。

なぜ長くなったのかのはっきりとした由来は不明ですが、一つの説では美しく見えるように長くしたのではないかと言い伝えられていました。

明治時代に入ると振袖は、未婚女性の正装として定着しました。袖が長い分日常の動作には邪魔になるので普段着として着ることはほとんどありませんでした。

どうして振袖が未婚女性の正装として広まったのかというと、振袖には実は恋愛のサインが隠されていたことが理由です。

どういうことかというと、昔は女性から気になる人がいてもアプローチをするのは、はしたないこと、と考えられていました。

江戸時代初期に踊り子たちは、袖を使って、女性からの意思を表しており、例えば、袖を振ると、「愛情がありますよ~」、袖にすがる事で、「哀願する」サインとしていました。

男性からの求愛へ答える際には袖を左右に振り、また気持ちを受け取ることが難しいという時には袖を前後に振る意思表示をしていました。

今でも告白をして振る、振られた、というのはここから来ています。

既婚の女性は袖を振る意味がないので振袖を短くして着用していました。

結婚をしないことが恥だと考えられていた時代だったので、振袖を短くした留袖を着ることは結婚しているということをアピールするためでもあったと考えられています。

成人式に振袖を着る理由はほかにもあり、振袖は厄払いに通じると言い伝えがあります。

袖を振るしぐさには厄払いや清めの儀式にも通じます。結婚式や成人式の日に振袖を着ることによって人生の門出に身を清めるといった意味を持ち合わせるようになりました。

他にも人との縁に結びつくとも考えられ振袖はとても縁起がよい着物と考えることが出来ます。

子供への伝え方は?

お子様へ成人式の説明をしてあげるときはぜひ参考にしてみてください。

「成人式って知ってる?○○ちゃん・くんが20歳になったときに立派な大人になったね!

これからは一人の大人として頑張っていこうっていう気持ちを表す日のことを言うんだよ。一生に一度しかできない特別なお祝いの式なんだよ。」

こんな感じで伝えてあげるとわかりやすいと思います。

振袖の意味などは難しいかもしれないので説明したい場合には、「結婚していない女性は袖が長いものを着て、結婚したママみたいな女性は長い袖の着物は着れないんだよ」と簡単に説明してあげるといいかもしれませんね。

成人式は20歳になったときの特別なお祝いの行事であるということを、わかりやすく説明してあげましょう。

まとめ

最近では成人式の式典がイベント化しており、本来の成人式の式典の意味合いとは異なってきていることも少なくはありません。

一大イベントとして晴着を着て楽しむのはありだとは思いますが、こころのどこかで成人になるといった自覚をもって式に望んでいただけたらいいですね。

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奥さん・子供・かわいい犬の父親をやっています^^。 毎日の生活の中で、実際に子供からの突然すぎる質問や、聞かれて困った事をそのまま記事にしたり、好きな事を書いています。