みなさん立冬って言葉を聞いたことありますか?
冬という漢字が入っているので、冬に関係していることはなんとなくわかりますが、なんのことなのかよくわかりませんよね。立冬にはどんな意味や由来があるのでしょうか?
今回は、気になる立冬の意味や由来や、子供向けの簡単な伝え方もまとめてみました。
立冬の意味は?

まず立冬の読み方ですが「りっとう」と読みます。立冬は、毎年11月7日頃、11月7日から次の節気である小雪までの期間のことを指します。
冬が立つと漢字で書くように、立冬は冬の始まりのことを意味します。実際には冬ではなく秋の紅葉シーズンですが暦上では冬の始まりのことを言います。
立冬は、二十四節気の19番目の節気です。二十四節気は1年を24分割しそれぞれの季節の節目にふさわしい名前を当てたものです。
節気は15日ごとに変わり半月ごとに季節の変化を表しています。ですので昔から農業を行う人々にはとても重要なものとなっています。
二十四節気は中国から伝わったもので、日本とは気候が異なるため、季節のずれが生じてしまいますので、あまり実感をもてないことが多いです。
暦上では、立冬から立春の前日までを冬というように定められています。
ちなみに、2018年は11月7日、もしくは小雪の前日の11月7日~11月21日までの期間となっています。立冬は、ほぼ同じ日が多いですが、毎年同じとはかぎらないので注意しましょう。
立冬の由来は?
立冬の由来ですが漢字の意味をみると分かると思います。
- 立つ → 新しい季節が始まる
- 冬 → 雪が降ったり冷え込んだり虫が冬眠をする時期
この二つの意味を組み合わせ見てみると、立冬は冬が始まる日ということになります。
立冬が始まるころには、実際に虫たちや、りすなどは冬の時期を過ごすために寝床を作ったりエサ探しをしたり準備を始めます。
立冬は立春、立秋などに比べると知名度は低いものの、立春、立夏、立秋、立冬は四立と呼ばれ、一年の中の季節の中でももっとも大きな節目だとされています。
立冬は、季節の候としても使えますので上司や親しい友人に手紙を書く機会があるときには、季節の挨拶として書き出してみるのもいいでしょう。
立冬の時期には何を食べる?

立冬の時期になると、朝晩の寒暖差が激しくなり、冷え込む日がでてきます。
気温の変化で風邪を引いてしまうお子さんも多く出て、風邪のシーズンの始まりでもあります。
そんな立冬にこれを食べるとよいという決まった行事食は特にありません。
しかしこの立冬が伝わってきたとされる中国では、立冬の時期には栄養を補給できる食べ物を食べると良いと昔から言われているそうです。
寒い冬を乗り切るのは栄養が満点な体の温まる食べ物を食べるようにするといいかもしれませんね。
- くるみ、しょうが、とうがらし、かぼちゃ、たまねぎ、キャベツ、ねぎ、えび
ほとんどが体を温めてくれる効果がある旬の食べ物ですので、ぜひこれらの食材を利用して調理してみてください。
また野菜を生で食べるよりも茹でて温野菜で食べると便秘にも効果的ですし、体を芯から温めてくれますのでおすすめです。
子供への伝え方は?
お子様に伝えるときに参考にしてみてください。
「○○ちゃん、くんは立冬って知ってる?立冬は今日から冬が始まりますよってみんなにお知らせをしているものだよ。
毎年日にちは変わるんだけどね今年は(2017)は11月7日、11月7日~21日までの期間のことを言うんだよ。
虫や動物たちは、冬に向けてごはんを集めたり寝床を作ったり眠る準備を始めるんだよ。○○ちゃん、くんも冬に負けないように元気に過ごそうね。」
こんな感じで説明してあげるとわかりやすいと思います。
しかし実際にはまだ秋の季節ですので、カレンダーでは冬の始まりなんだよということを説明してあげるともっとわかりやすいと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
冬がくると寒さで体が動かなくなって家でこたつで丸まってしまいがちですね。
お菓子を食べて太ってしまった!!ということがないように、冬には冬にしかできない楽しい冬の過ごし方をして冬太りを防ぎましょう。
体調の変化にも気をつけて風邪を引かないように、毎日手洗いうがいをこころがけるようにしましょう。
立冬がきてすぐに雪がふったりするわけではないので、これから一気に寒くなる冬に向けて備えましょう。