初売りといえば福袋というほど日本ではメジャーになりましたね。
福袋を目当てに長蛇の列を作る光景もおなじみですが、そもそも福袋の意味や由来ってなんだろうと思いませんか?
福袋っていつからはじまったもの?どのようにして広まっていったの?どんどん疑問も湧いてきます^^;。
今回は福袋の意味や由来をご紹介します。子供向けの簡単な伝え方もまとめています。
福袋の由来は?

福袋の起源にはいくつかの説があって一概にこれが正しいというものはありません。
- 大丸松坂屋百貨店
現在の大丸松坂屋百貨店の前身の大丸呉服店が、売れ残りの端し切れを袋に詰め販売したことが始まりという説です。
この時の福袋には、金の帯などが入っているものもあったそうです。
同じ松坂屋百貨店での異なる説なのですが、福袋として販売を開始したのがきっかけではなく多可良函(たからばこ)という名前で明治44年に販売を開始したという説です。
金額も50銭とお手頃価格(現在の500円ほどに値します。)だったので、販売初日からら多くの行列が出来るほどだったそうです。その姿は今と変わらないですよね。
- 松屋百貨店
現在の老舗百貨店で有名な松屋の前身である鶴屋呉服店が、明治40年に発売をしたのがきっかけで広まっていった説です。
いろんな説がありますがどれを信じるかはあなた次第です。
どの説も呉服店から始まったものですが、お客にどう売れ残りを買ってもらえるのかのアイデアには驚いてしまいますね。
海外の福袋はラッキーバッグという名称で呼ばれ、日本から生まれたこの風習も今では世界各国で広く知れ渡るようになりました。
福袋の意味は?
福袋は袋の中に何種類かの商品を入れ、口を閉じたものです。
中身が分からないようにしてお客に買ってからのお楽しみ感を味わすことが出来き、またお正月などの売り出しによくだされることが多いです。
最近の福袋では、あえて中身を公開しお求めやすい価格であることを全面的に押して出す手法が流行っています。
そのほうが買い手からしても自分の欲しい物がたくさん入っていて価格もお買い得でお得な気分で購入することができますよね。
大黒天とは?

大黒様といえば、左肩に大きな袋を背負い右手には打出小槌をもっていますね。
福袋は、そんな七福神であり、福の神様の大黒天が抱えている大きな袋から、由来が来ているそうです。
この大黒天が持っている袋の中には多くの幸福が詰まっているといわれ、それに見立てて店側はいろいろなものを袋の中に入れて口を閉じ福袋と名付けて売り出しました。
お正月の初売りで売られるのが一般的ですが、中身が見えない状態の年初めの運試しのようなものですね。
最近では店頭だけではなくインターネットの普及でネットで買える時代にもなりました。
福袋が欲しいけど、なかなか仕事で忙しくお店に行って買えない方は、ネットを利用して買うのもいいかもしれないですね。
子供向けの説明は?
お子様に説明するときはこのような感じで説明してみましょう。
「○○ちゃん、くん!今年の1月1日はママとパパと福袋を買いに行くよ。
福袋っていうのはね中身が見えないけどいろんなものが入っていて、何が入っているのかは明けてからのお楽しみ!なドキドキワクワクしちゃう袋のことだよ!」
このように、①中身は空けてから初めて知れる、②多くの物が一個の袋に詰めてあることをおおまかに説明しましょう。
お子様と一緒に購入しにいくことで、楽しみ感がもっと高まりますのでぜひ家族で選んでみてください。
おわりに
いかがだったでしょうか。
目玉商品が袋の中に入っていてラッキーと思う場合もあれば、あまり自分が目当てではなかった商品がはいっており残念と思うケースもありますよね。
そんなとき福袋は基本的には返品が出来ないので気をつけましょう。
サイズミスや壊れていたものが入っていた場合などの店側に責任があった場合のみ、交換が可能となるそうです。
人気店になると整理券の配布もあるようなので、事前にチェックしておくとすんなり買えそうですね^^。