霜降って皆さん知っていますか?
意味も分からないし読み方もしもふり?と思ってしまう方も少なくないですよね。実は私も初めは、しもふりと読んでしまっていました。
今回は霜降の正しい使い方や意味や由来、子供に聞かれたときに正しく説明の仕方をご紹介したいと思います。
霜降の意味は?

まず霜降の読み方ですが「そうこう」と読みます。けっして「しもふり」ではないので間違えないでくださいね!
しもふりですと赤身の高級牛肉のことになってしまいますが、霜降(そうこう)は季節を表す季語の一つです。
霜降は、10月23日か24日~立冬の前日までの期間のことを言います。2018年は10月23日です。
2064年以降の年になると10月22日の日もあるのでチェックする必要がありますね。
霜降は二十四節気の18番目で、詳しく説明すれば太陽黄経210度の時のことを指します。
二十四節気は毎年変動し一日前後はずれがどうしても生じてしまうので時候の挨拶に使う場合には気をつけましょう。
例)「秋も深まりつつ、霜が降り始める季節になってきました」
霜降りの候はこのような意味で使うのが正しいので、使う場面がある場合にはぜひ参考にしてみてください。
霜降の由来は?

霜降の由来は名前から見ても分かるように、朝に霜が降り始める頃からきています。
霜が降り始める時期になると、紅葉が始まりますので、霜降の期間は紅葉の見ごろの時期です。
よくこの頃からテレビのニュースでは「木枯らし」という言葉を使うようになりますが、この木枯らしというのは、霜降から立冬までに吹く強い北風のことを言います。
農作物への被害が大きいので、収穫はこの木枯らしが吹く前に終わらせておくというのが一般的なんだそう。
霜降の時期には何を食べる?

霜降だからといって特別な行事はなにもありませんが、旬のものを食べるとより強く霜降を感じられるのではないでしょうか。
霜降の時期に旬を迎える食べ物は
- キノコ
- りんご
- 柚
- 鮭
- 秋刀魚
- 小豆
などです。秋っぽい食べ物が多いですよね。
秋から冬へ変わる時期なので、ぜひ鮭や、きのこを使ったちゃんちゃん焼きや、お鍋などにして食べるとポカポカと体も温まっていいかもしれませんね。
昼と夜の寒暖差がとても激しくなる頃で体調を崩しやすい時期でもありますので、旬の食べ物で免疫力をつけて寒い冬を迎える準備をしましょう。
ちなみに食べ物ではありませんが霜降の時期に見ごろの植物は
- コスモス
- バラ
- 菊
- のじぎく
の花が見ごろになります。コスモスは秋の桜と書くぐらいですので、道端にそっと咲いていたらもう霜降の季節なんだなと感じとることが出来ます。
子供への伝え方は?
お子様に説明する際に簡単に伝える方法をご紹介します。
「○○ちゃん、くん、今日から霜降(そうこう)っていう時期だよ!
これってどういう期間かと言うと、秋から冬にそろそろなりますよ!肌寒くなってきますよ!って意味だよ。
あとは霜って言って空気の水蒸気が夜に冷え込んで氷みたいになったものが地面とかに出来る現象も起きるんだよ。
それだけ寒いから風邪ひかないようにあったかくしてお外で元気よく遊んでね。」
とこんな感じで説明してあげるのがいいかもしれませんね。
カレンダーを実際に見せて、今日から立冬の時期までを指さして霜降の日なんだよと教えてあげながら説明するのがいいと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか。
霜降に入ると年末に向けて忙しくなって、コートやセーターなどの冬物を出すタイミングとも重なってきます。
東北地方ではかなり寒くなるので暖房器具を準備したりする必要もあります。
朝と夜の冷え込みが厳しくなってきますので十分体調管理には気をつけていくようにしたいですね。
家族全員でしっかりと自己管理をして霜降対策をしていきましょう。