寒露という言葉を聞いたことはありますか?
テレビやニュースで良く聞いたりしますが、あまり馴染みがない言葉なので意味を知らない人がほとんどだと思います。
実は、寒露は漢字から見ると、一見、真冬の時期を表す言葉なのでは?と思いますが冬を意味する言葉ではないんです。
今回は、寒露の意味や由来、そして子供に簡単に説明するにはどう伝えたらいいのかをまとめてみました。知っていて損はないのでぜひご覧ください!
寒露の意味は?

まず読み方ですが「かんろ」と読みます。
季節を表す季語のひとつで、二十四節気の17番目にあたる節季です。
旧暦では八月後半~九月前半に寒露の時期を迎えていました。寒露は毎年10月8日頃、10月8日頃から次の霜降の前日までのことを指します。
寒露の時期は、農家にとっては収穫のまっさかりとなり、とても多忙な日々を過ごす時期です。
ちなみに2017年は10月8日です。寒露の時期になると少しづつ日中でも涼しさを感じ始めとても過ごしやすくなります。
夜は一気に冷え込むようになるので、子供は風邪を引きやすくなる時期でもあります。
寒露の由来は?
寒露の由来は、草花に降りた霜が寒さで凍ってしまう手前のことを指す意味があり、実際に朝早く起きて見てみると草花に霜がついている様子も確認できます。
霜が凍ってしまう直前、または霜のことを寒露というふうに言います。
代表的なものでは、菊の花が咲き始め、コオロギなどが鳴き始めるので、それらが確認できたらもう寒露の時期なんだなと感じとることができます。
この頃から空気が一気に冷え込むことで、空がとてもきれいに見えます。
10月13日前後は中秋の名月=十五夜とセットでみると縁起がいいとされている十三夜が見られます。
農家の収穫とも重なるので、ぜひ綺麗な月を見ながら収穫された栗、豆などを供えて楽しんでみてはいかがでしょうか。
寒露の時期には何を食べる?

寒露の時期に特別にこれを食べるといい!という決まりはないのですが、きのこ、栗がとても美味しい時期を迎えます。
栗を食べるのであればシンプルに焼き栗、茹で栗、この時期しか味わえない炊き込みご飯にして食べるのもおすすめです。
栗は時間がたってしまうと、水分が飛んで実が収縮してしまい味が落ちてしまいますのでなるべく早めに食べるのがいいでしょう。
きのこや栗の他にも野菜類で言えば、柿や、さつまいももありますし、魚でいえばサバやししゃもが旬を迎えます。
寒露の時期は、急に朝晩の気温が下がって冷えを感じてしまいやすいので、体を温め調節してくれる食べ物をスープや煮たり蒸したり温めて食べるのがよさそうですね。
子供向けの簡単な伝え方は?
寒露をお子様に説明するときに参考にぜひしてみてください。
「寒露って知ってる?これの意味は本格的に秋がきますよ!って意味なんだよ。
お昼はまだ暖かいけど、朝になるとすっごく寒くなっちゃうから、お花や草には霜っていうちっちゃな水がつくんだよ。
虫さんも鳴き始める時期だから今度ママと一緒によく耳を澄ませてきいてみようか!」
こんな感じでわかりやすく伝えてあげましょう。
カレンダーを一緒に見ながら、この日から寒露が始まるということを伝えるのが一番ベストですね。
子供には秋がくるといっても、どういうのが秋なのかよくわかっていない場合は、上記のように虫の鳴く音や一緒にお月見をするのもいいでしょう。
また旬のものを一緒に作って食べてみると、わかりやすく伝わると思いますのでぜひ試してみてください。
おわりに
いかがだったでしょうか。
寒露の時期は、一年の中で最もといっていいくらい過ごしやすい時期だと思います。
旬のものを収穫時期を迎え、一番おいしく味わえる時期でもあります。何といっても食欲の秋ですから!
美味しいものを食べて、自然の季節の変化を楽しめると日々の疲れも飛んじゃいそうです!
寒露の時期にはゆったりとした秋ならではの時間を大切にしてみるのも楽しそうです(^^♪。