「さんま(秋刀魚)」と言えば秋の魚ですね。
旬がくると脂がのってより一層美味しくいただけるのが魅力的な魚です。秋刀魚の缶詰も何もおかずのないときにはさっとたべられるのでいつも重宝したりしています。
今回はさんまの栄養と効能、効果など、さんまのあれこれについてご紹介したいと思います。
さんまの主な栄養素と効能は?

さんまには私たちが想像している以上に豊富な栄養が含まれています。
- DHA
血中の中性脂肪、悪玉コレステロールを減らしてくれます。
有名な秋刀魚を食べると頭がよくなるという話は、このDHAのおかげで脳や神経の発達を促進させ機能を維持していく役割があります。
記憶力のアップや頭の回転が速くなるので、受験勉強中のお子様などには特におすすめです。
- EPA
DHAと同じ効能があります。その他にも、血液をサラサラにし動脈硬化や心筋梗塞の予防に効果的です。
- タンパク質
良質なタンパク質が秋刀魚には含まれています。
筋肉や臓器などはタンパク質で構成されているので、体内の部位の機能向上、維持する働きがあります。また、病気に対しての抵抗力が高くなります。
- ビタミンA
ビタミンAは眼にはとてもいい働きがあるといわれています。視覚認知に欠かせないといわれているロドプシン色素体はビタミンAを必須として作られます。
秋刀魚を食べることによってビタミンAが簡単にとれるので、眼の疲労や夜盲症の予防につながります。
良くパソコンやスマホを長い間使う人は積極的に摂取するといいですよ。
- カルシウム
最近ものすごくイライラする・・そんなときはカルシウムが不足しています。カルシウム不足だと、筋肉や神経が興奮状態になりイライラしやすくなります。
さんまにはカルシウムが多く含まれているので、イライラして疲れているときは秋刀魚を食べて落ち着いた気持ちを取り戻しましょう。
コレステロール低下に効く!
さんまに含まれるDHAは、「ドコサヘキサエン酸」と呼ばれ、また同じくさんまに含まれるEPAは、「エイコサペンタエン酸」は脂肪酸の一種で、簡単にいうと油です。
この油は、コレステロール低下作用に効果抜群なのです。
食卓で肉中心の生活をしている家庭はどうしてもコレステロール値が高くなりやすいですし、太りやすくもなり様々な病気を招いてしまう結果になります。
さんまを食卓に出す回数を増やすだけで、コレステロール低下とともに太りにくい体にもなるので、一石二鳥ですね。
二日酔いに効く?

あまり聞いたことはないかもしれませんが、さんまは実は二日酔いに効くんです。
さんまには、ナイアシンと呼ばれるビタミンが豊富に含まれているのですが、このナイアシンはアルコールを分解する力を持っています。
そしてタウリンも含まれており、タウリンは胆汁の分泌を多くするので肝臓の働きをよくし、二日酔いになりずらくなるのです。おつまみで一緒に食べてもよさそうですね。
貧血に効く?
貧血=鉄分ですが、実はさんまには鉄分は多く含まれていないのです。
ですが、ビタミンB12が多く含まれています。貧血に鉄分ばかりを摂っていても改善しない場合があるのですが、その場合はビタミンB12が不足している状態です。
ビタミンB12は、赤血球が作られる際には必ず必要なビタミンですので、このビタミンB12が豊富に含まれているさんまを食べることで、貧血が予防できるのです。
美容に効く?

DHAやEPAはコレステロール低下に良く効くとさきほどお話ししましたが、この油たちはさんまの皮に多く含まれており、体の酸化を防ぐ効果があります。
油が酸化すると老化原因の一つに繋がってしまいます。油体質な方はとくに肌が酸化しやすく炎症を起こしやすくなってしまいます。それがいわゆる大人ニキビの原因です。酸化を防ぐには、さんまはもってこいなんですね。
それにさんまの内臓は、ビタミンAが含まれており、このビタミンAも体の酸化を防ぐ効果があるのです。
美肌作りを始めるのでしたら、ぜひ皮も内臓も丸ごと食べてみてください。内臓のあの苦みが食べ続けていくうちに、癖になってしまうというほどなので一度試してみてください。
おわりに
いかがでしょうか。
さんまの保存方法や新鮮なさんまの選び方はこちらがおすすめです(^^♪!
さんまにはたくさんの栄養と効能があることが分かったと思います。さんまは比較的安く手に入るお魚で、調理もしやすいので、レパートリーを増やしながら楽しんで食べられますね。
健康維持、美肌作りにはぴったりのさんまを、家族みんな食卓で美味しくいただきましょう。