「白露って何?」子供から聞かれたら、なんて答えますか?
筆者自身は、意味を全く知りませんでした・・・。大人でも知っている方のほうが少ないのではと勝手に想像しています。
白露という言葉自体があまり知られていませんが、これは季語のひとつなんです。
子供にも簡単に伝えられるように、白露にはどのような意味、由来があるのかをご紹介したいと思います。子供向けの簡単な伝え方の例文も考えてみました。
白露の意味は?

まず読み方ですが、「はくろ」と読みます。白露は季節を表す言葉のひとつとされています。
白露は、二十四節気の15番目にあたる秋の季語で、暑さが収まってくる処暑が過ぎて、昼と夜の長さが同じになる春分の間に位置しています。
白露の時期になると今までの暑さが嘘のように朝、晩はひんやりと涼しくなるのが特徴です。
白露は主に、毎年9月8日頃、9月8日から次の節気である秋分の前日までの期間のことを指します。
ちなみに2018年は9月8日になっておりますが、年によっては一日、二日程度のずれが生じるので暦での確認が必要です。
白露の由来は?

白露は、「陰気ようやく重なり、露疑って白し」という言葉から名づけられたのが由来です。
暑さも収まり、草や花には朝露がつくようになるといった意味が、夏の終了を感じさせる季節をわかりやすく表した季語ですね。
小学校ではこのくらいの時期から運動会が始まりますが、雨が降りやすい時期でもあるので、よく中止になってしまったりも多いようです。
たしかに頑張ってお弁当も作ったし、子供も練習を一生懸命頑張ったのに運動会の当日ってなぜか大雨が降ってしまう経験ってありませんか?それはこの白露の時期が関係していたんですね。
あとから思い返してみれば大雨の運動会もいい思い出なのかもしれません。
夏の暑さが収まって秋に近づいてくる気配を感じることが出来るのが白露の時期です^^。
白露の時期には何を食べる?

白露の時期に特別にこれ!といった食べ物を食べる習慣はありません。しかし旬を迎える食べ物がたくさんありますのでぜひ味わってみるといいでしょう。
きのこやさつまいもは、栄養も豊富なのでぜひ炊き込みご飯などにしてたべるのがおすすめです。
栗も旬を迎えますので栗ごはんを作って、秋の訪れを感じさせるようないつもと違う食卓にするのもいいですね。
魚類では秋刀魚、しらすがもっとも美味しいといわれています。果物では柿、梨が旬の果物となります。
水分も多いのであまり水分を摂らない方や夏でカラカラになってしまった体に潤いを入れるようなイメージで食べる方もいらっしゃるのだそうです。
確かにずっと暑い夏続きで暑さが落ち着いたころに食べるみずみずしい果物は格別に美味しいかもしれません^^。
食欲の秋とも言われるくらい旬の食べ物がたくさん出てくる時期なので、寒い冬が来る前にたくさん美味しいものを摂取しちゃいましょう。
子供への伝え方は?
お子様に簡単に説明する場合は、このような感じで説明するといいですよ。
「白露って知ってる?朝と夜は一気に寒くなって草や花に露っていう白いお水みたいなものがつくんだよ。
この白露っていのはね、あっつい夏が終わってね、もうすぐ秋がきますよっていうお知らせみたいなものなんだよ。」
このような感じでわかりやすく説明してあげましょう。もし当日であれば今日が白露の日なんだよ!という形で教えるのも一つのアイデアですね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
春、夏、秋、冬で今は一通り季節が区切られていますがこの四つ以外にも今回のように季節を表す言葉ってたくさんあります。
二十四節季はあまり現代では聞きなれませんし、使う方も少ないかもしれないです。
昔の人はこの季語を使って、季節の訪れを感じていたのかと考えると、こうして古くから受け継がれてきた意味をよく理解することができますね。
ぜひお子様に説明して一緒に季節の変わり目を感じながら、美味しいものを食べちゃいましょう!