立秋って言葉はみなさん聞いたことはあるでしょうか。
秋が立つと書きますがどんな意味なのか少し疑問ですよね。お子様から聞かれたらなんて答えますか?
ちなみに・・・・
- 2018年の立秋は、8月7日
- 2019年の立秋は、8月8日となっています。
今回は立秋の意味や由来、またお子様への簡単な伝え方の例文をご紹介したいと思います。
この記事の目次です
立秋の意味は?

立秋はこよみ便覧の「はじめて秋の気立つがゆへなればなり」という言葉から来ています。
気立つという言葉ですが、「気」は天地に長じる自然現象であり空気、待機、水蒸気などの気体を表すもの。
「立つ」は自然界の減少、作用が目立って現れる、という意味を持ち合わせた言葉です。
ですので、秋の気立つというのは「秋の気配が現れる」という意味です。
秋の気配を感じることが出来る日、これが立秋なのです。大暑から約15日後で8月8日頃から15日間のことを立秋と呼びます。この頃から全国高校野球選手権大会が開催されるので、それに結びつけて覚えると覚えやすいと思いますよ。
立秋の由来は?

立秋の由来は、暦上でこの日から秋が始まるという合図です。暦は太陽系の角度によってつくられており、二十四節気と呼ばれるものです。
立秋は夏至と秋分の間に会って太陽黄経(太陽の通り道)135℃の日のことを言います。ちなみに夏至は、太陽が一番高い位置を通る日のことで、秋分は太陽黄経が180℃の位置にある時のことを言います。
二十四節気は中国から伝わったものであるため日本との四季とは若干のずれが生じています。立秋は秋を感じる頃という意味から来ておりますが、中国は大陸ですので日射の気候を受けやすいです。
日本は全体が海で囲まれているため海水温の影響を受けやすく、気候にも響いてくるので中国との「秋」を感じる季節からは少し遠ざかってしまっています。
ですので暦上では秋とされていますが、体感で秋だなと感じるのには差があるのです。中国のほうが季節感が早いということですね。
よくこの時期は、暑中見舞いなのか残暑見舞いなのかで迷う方も多いと思いますが、一般的には暑中見舞いで構いません。立秋を過ぎてからは残暑見舞いという形に切り替わりますので注意が必要ですね。
立秋が来てもまだまだ暑い日は続きますが、残暑見舞いにわざわざ切り替わるのはこの立秋というものがあるからかもしれません。
子供への伝え方は?
お子様に説明するときはこのような感じで伝えてあげるとよいですよ。
「立秋っていうのはこの日から秋が始まりますよっていう日なんだよ。まだ暑いけどカレンダーでは秋なんだって。秋が始まったら寒くもなってくるから風邪とかに気をつけるようにしよね。」
このような形で簡単に説明してあげてくださいね。立秋は秋の第一日目であるということ、暑いけど暦上では秋になったんだということをしっかりと伝えてあげるようにしましょう。
季節の変わり目の引きやすい風邪についても交えてお話しできたら風邪予防にもなりますし、いいかもしれませんね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は、立秋の意味や由来と、子供への簡単な伝え方をまとめてみました。
立秋になったから今日から秋と言われても実感はあまりないですよね。でも秋にかけての準備はもちろん、立秋がきてすぐにお盆のシーズンがきますので、そちらの準備にばたばたしてしまうかもしれませんね。
秋は食べ物が一層美味しくなる時期でもありますので、立秋が来てからは秋を意識し始めるのもいいかもしれません。
とはいってもまだまだ暑い日が続くので夏バテには気をつけてくださいね^^。