みなさんは「大暑」という言葉を聞いたことはありますか?真夏が近づくにつれ、テレビや新聞でも聞いたことがあるかと思います。
実際、文字を見ただけでもなんだか暑そうな気配が感じ取れますが、どのような意味なのでしょうか^^。
子供から、「大暑って何?」といきなり聞かれても困らないように今のうちに覚えておきましょう。
ちなみに・・・・
- 2018年の大暑は、7月23日
- 2019年の大暑は、7月23日となっています。
今回は・・・・
- 大暑の意味や由来
- 子供から聞かれた時の説明の仕方
などについてご紹介したいと思います。
大暑の意味や由来は?

まず読み方ですが「たいしょ」と呼びます。大暑は二十四節気の一つで第十二番目にあたります。
24ある節気の中の12番目ということなので、大暑が過ぎると一年の半分が終わるということになります。
大暑は夏の季節の最後の節気にあたります。では、どうしてこの時期を大暑と呼ぶようになったのでしょうか。
暦便覧には「暑気いたりつまりたる時節なればなり」と記されています。
これは最も暑い時期なんですよという意味を表しています。一年の中で最も暑い季節を大暑と呼んだのがはじまりです。
しかし、日本では大暑の七月より八月のほうが、最も暑い時期とされていますので、あくまで暦上では大暑ということになります。
二十四節気は中国から導入されたものなので、日本の季節、気候とはずれがあるのでしょうね。
大暑は7月23日頃からを指しています。期間としては、大暑から立秋(8月7日)の前日までの間を指しています。
大暑の打ち水とは?

大暑の日は最も暑い時期ということから、全国的に打ち水をするご家庭も多いようです^^。
よく玄関先や道路に水を撒いている光景みたことありませんか?水をまくことでその気化熱によって地面の熱が、大気中に逃げることを利用した自然クーラーみたいなものですね。
この打ち水効果は温度が1~2度ほどさがるといった効果がちゃんとあります。この打ち水は大暑~処暑(8月23日ごろ)まで行うことことが多いようです。
大暑と七十二候
二十四節気をさらに5日おきに分けて気象の動き、動植物の変化を表したものを七十二候(しちじゅうにこう)と呼びます。
この七十二候によって、大暑はどんな季節として迎えていくのかを感じとることが出来ます。
● 初候 桐始結花「きりはじめてはなをむすぶ」桐の花が実を結び始める頃を言います。
● 次候 土潤蒸暑「つちうるおうてむしあつし」土がじめっとして蒸し暑くなる頃を言います。
● 末候 大雨時行「たいうときどきふる」時々大雨が降るころをいいます。
大暑が、どんな季節として迎えているのかがわかりやすいですよね。今ではほとんど見たことも聞いたこともあまりないようですが、七十二候で見てみるとイメージがとてもしやすいですね。
大暑の時期には何を食べる?

大暑は7月23日頃でこの日とちょうど重なるのが土用の丑の日です。
土用の丑の日はウナギを食べる日としてとても有名ですね。地域によってはうなぎは神様だから食べれないので、ウナギに形が似たアナゴを食べる地域もあるようです。
夏バテで弱った身体をウナギを食べて、スタミナをつけようという目的で食べられています。
土用の丑の日は「う」がつくものを食べるといいとされ、それでウナギが広まったとされています。
ウナギの他にもうどんや、梅干し、牛を食べると体にいいとされ、うなぎを食べれない方は、「う」から始まる体によさそうなものを食べて、精をつけるのもいいですね。
この土用の丑の日については、こちらも読んでみて下さい^^。
昔からある風習ですので、大暑の時期にちょうど重なる土用の丑の日は、うなぎを食べて暑い夏を乗り切りましょう。
大暑の日は土用の丑の日以外にも「天ぷらの日」として制定されております。
なぜ制定されたのかは詳しくは分かっていませんが、現在では毎月23日は「天ぷらの日」になっています。
大暑の日に野菜天ぷらなどを食べると、野菜を使っているので栄養がたっぷり詰まっており、疲労回復や夏バテ防止が出来るから食べる方が増えたみたいです。
スーパーに行くと大暑の時期は、天ぷらが安く売られていたりすることもありますので、チェックしてみてください。
子供向けの伝え方は?
お子様に伝えてあげる場合には、このような感じで説明してあげるとよりでしょう。
「大暑っていうのはね一年の中で一番暑い時期って意味なんだよ。」
これだけで十分です。二十四節気の意味は少し分からないと思うので、一番暑い時期なんだ!ということを簡単に説明しましょう。
おわりに
いかがでしょたでしょうか。
今回は、大暑の意味や由来と、子供への簡単な伝え方をまとめてみました。大暑は一年で一番暑い時期を表す言葉ですが、現在の暦とはずれが生じていますね。
しかし大暑を暦上で感じ取ることができれば、暑さ対策などもしっかりと行えますね。
最近ではエアコンが主流になってきましたが、私は下げ過ぎて風邪を引くことを毎年繰り返してしまっているので、エアコンの温度設定には気をつけたいですね。
夏バテを防いで楽しい夏の思い出を作りましょう^^。