七月に入るとテレビでは小暑という言葉をよく使うのを聞きますね。
「小暑って何?」といきなり子供から聞かれたら、うまく答えられますか?
小さいという文字が使われているので少しだけ暑い時期?とイメージする方もいらっしゃると思います^^。小暑とは一体どういった意味なのでしょうか。
今回は、小暑の意味や由来や、子供向けにわかりやすい説明の仕方をご紹介したいと思います。
小暑の意味は?

2018年の小暑は・・・7月7日、2019年の小暑は・・・7月7日。
まず読み方は小暑と書いて「しょうしょ」と読みます。
小暑は二十四節気の一つで夏の一種に分類されます。二十四節気は一年を二十四等分する暦のことですが、季節によってそれぞれの名前が設けられています。
テレビのニュースなどでは、暦上では夏ですが・・という言葉も耳にしたことがあるのではないでしょうか。
小暑の時期は7月7日頃となっています。前後する年もありますが大体は七夕の頃ですので、忘れずに覚えることができそうですね。
小暑といっても、梅雨が残って、じめじめとした気候が残る地域も多いようです。
そして、小暑の日から暑中見舞いを出す季節にはいります。暑中見舞いは小暑から立秋までの間に出す、季節のあいさつのようなものです。
「暑中見舞い」の暑中とは、小暑→大暑→立秋の前日までの間の暑い時期を指します。
もっと暑くなってから出そうと思っていると、あっという間に暑中見舞いが終了の時期になってしまったなんてことがないように小暑を迎えたら、きちんと準備しておくといいですよ。
小暑の由来は?
小暑の頃は梅雨明けが近づいてくる時期なので、集中豪雨も発生しやすい時期です。
小暑までに梅雨入りがない場合は、梅雨入りなしで本格的な暑さを迎える年なのだそう。
蝉がなきはじめるのもちょうどこのころからなので、暑くなるんだという実感がもてますね。
小暑の特徴は、温かい風が吹き始め、蓮の花が咲き始めるのだそうです。
江戸時代に暦を記した書物(歴便覧)も、小暑は「大暑(たいしょ)来れる前なればなり」と書かれており、本格的な暑さが来る前の節句と説明されているようです。
いつからいつまでなの?
小暑はその年にもよりますが、およそ7月7日~7月22日までとされています。大暑の前日までを意味しています。
お中元の時候のあいさつで、小暑の候という文字を使えるのは、その期間中のみになりますので気をつけましょう。
万が一、暑中見舞いを出し忘れて立秋以降になった場合は、「残暑見舞い」として出しましょう。
子供への伝え方は?

お子様に説明する場合はこのように説明してあげるといいですよ。
「小暑っていうのはね、これから本格的に暑くなりますよっていうお知らせなんだよ。だから暑い暑い夏に向けての
準備をしましょう、という期間でもあるんだよ。」
このような形で説明してあげるとわかりやすく納得できると思います。
本格的な夏を迎える前にお子様へ、小暑の意味を伝えてあげると共に、熱中症にならない為の対策や、小暑時期の行事ごとをあわせてお話しするのもいいかもしれませんよ。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、小暑の意味や由来と、子供への簡単な伝え方についてお伝えしました。
二十四節気は中国から伝わったものですが、日本では中国から伝わった文化などが、現在でも数多く残っていますよね。
ついでにお中元の意味や由来などぜひ読んでみて下さい!
中国と日本の昔からの深い関係性を痛感できます。小暑は暑さが小さいから少しだけ暑い時期という意味ではなく、
これから真夏になるよ!本格的な夏がきますよ!という意味だったのは、知りませんでした・・・。
小暑を迎えたら夏本番ですので、楽しい予定を家族みんなで立てるのもいいかもしれませんね^^。