「鏡開きって何?」
子供から聞かれたら、なんて答えますか?
お正月の一大イベントとでも言える鏡開き。
テレビなどでもよく行わていますね。
酒樽か鏡餅を使った二つのやり方があるのはご存知でしたでしょうか。
どちらも同じ鏡開きと呼ばれるものですがどう違うと思いますか?
今回は酒樽を使った鏡開きの方法と、
鏡餅を使った鏡開きの方法の二つの意味と由来を、
ご紹介したいと思います。
そしてお子様にわかりやすく説明するためには、
どうつたえればよいのかもまとめてみましたので、
ぜひご覧ください!!
鏡開きの由来は?

鏡開きは、お酒を使うやり方も、
鏡餅をつかったどちらのやり方でも、
“鏡開き”との名称なので、
使い分ける必要はありません。
鏡開きのことを昔は「鏡割り」と呼んでいたらしく、
「割る」という言葉は縁起がよくないということから、
現在の「開く」という形に変わっていったそうです。
そこで二つの鏡開きについての由来を、
お話ししていきたいと思います。
酒樽を使った鏡開き
酒樽を使った鏡開きの由来は定かではないものの、
武士が戦いの際に、自分の軍の兵隊の気持ちを鼓舞しようと、
振舞酒として樽を割ったことがはじまりなのではといわれております。
今では年初めの他、披露宴や結婚式、
様々な場面でみかけるようになりました。
鏡餅を使った鏡開き
鏡餅を飾るのは歳神様が元旦にやってくるので、
お供えをしてもてなそうというのがはじまりですが、
その鏡餅には神様が宿るとされているので、
そのお餅を切ったりしてしまうのは縁起が悪いことから、
手やつちなどで割って食べるようになりました。
これが上でも書いた割るだと響きがよくなく、
縁起が悪くなるという理由から、
「開く」に変わり鏡開きになりました。
この行事は地方によって異なりますが、
一般的には1月11日に行われる行事です。
鏡開きをする際には、
一度確認してみるといいかもしれませんね。
鏡開きの意味は?

酒樽は、ふたの部分が平らで丸い形をしているものを、
鏡と呼んでいたそうで、酒樽の丸いふたの部分を開けるので、
鏡開きと呼ぶようになりました。
鏡餅は、鏡は昔、青銅制で丸い形をしたものでした。
神様が宿る神聖なものとして大事にされ、
神事に使用されていました。
「かんがみんもち」とよばれており、
それが段々と現在の「かがみもち」へと、
変化したといわれています。
お正月に歳神様にお供えする鏡餅を、
松の内=一般的には1月7日が過ぎたら食べ、
無病息災を願う行事を鏡開きとよぶようになったそうです。
ちなみに、鏡餅での鏡開きでお餅を手で割った際に割れ方で、
占いをする地域もあり、「割れが多いほど豊作になる」といった、
少し変わった鏡開きをするところもあるようです。
子供への伝え方は?
お子様への伝え方ですが、
こんな感じでお話しして説明してあげましょう。
「鏡餅は、新年の始まりに神様が来てくれるんだけど、
そのときに神様にどうぞっていって差し出す食べ物だよ。その食べ物をお供えした後に食べると幸運になるんだよ。
そして酒樽っていうのは、なにかめでたいことがあるときにだされる、
大きい蓋のついた樽に入ったお酒のことだよ!蓋の部分を割ることで幸せが訪れるんだよ。
これを、1月7日の松の内っていうお正月の飾りを外しましょう、
っていう期間になったら鏡餅だったら手で割って食べるんだよ。酒樽だったら木槌で叩いて割るんだよ。
これが“鏡開き”っていうんだよ。」
とこんな形で説明してあげてください。
なるべく簡単に“鏡開き”は、
来年も幸せでいい年になるように行う行事だということを、
つたえてください。
これできっとお子様も納得するはずですよ。
「なんで鏡割りじゃないの?」と聞かれた場合は、
「割るって縁起が悪いから、次の年も開いた年になりますように、
という言い意味に変えたんだよ。」と説明してあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、鏡開きの意味や由来と子供への簡単な伝え方を、
お伝えしました。
ついでに鏡餅の意味も覚えておきましょう!
子供へわかりやすく説明するのって意外と難しいですよね。
子供へ説明する前に、自分もきちんと分かってないと、
説明できないですよね。
私も知らない事ばかりで驚きました。
昔からある日本のこういった風習を伝えていくのは、
とても大切なことだと思います。
鏡開きの意味を知っただけで、
なんだかいい年に出来る気がしますね!
ぜひお正月はお子様と一緒に楽しんで過ごしてくださいね。