大晦日までに大掃除を終わらせる意味や由来は?子供にはこう教えよう!

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大晦日までにどうして大掃除をしなきゃいけないの?」子供から聞かれたら、どう答えますか? 

昔からよく「お正月前までに大掃除をしよう」という伝統?習慣がありますね。

でもよくよく考えたら掃除をすることで、何か意味はあるのかなんて思ったことはありませんか。

中には・・・「大掃除が終わらずお正月を迎えそう・・」「ばたばたするし意味が何かあったらするのに!」などと、心の気持ちが、聞こえてきそうです。

お正月を気持ちよく迎えるには、掃除が必須ですが、明確な理由は知られていないですよね。

お子様、家族みんなで一緒に掃除していい、お正月にするためにも、今回は大掃除をする意味や理由を、ご紹介したいと思います。

大掃除の意味や由来は?

大晦日までに大掃除を終わらせる意味や由来は?子供にはこう教えよう!

まず年末にするこの大掃除はただの大掃除とは違います。

この大晦日までに済ませる大掃除は、神聖な儀式としてはじめられたのがきっかけです。

新しい年に神様を気持ちよくお迎えするために、掃除をして心も綺麗にするというものなのです。

神様をお迎えしてその年の安泰と幸運を願い、八百万神(やおろずのかみ)に感謝するということでもあるんです。

八百万神とは・・・・数多くの神や、すべての神のことを意味します。ただし、実際の数を表すものではない。

参照:コトバンク

大掃除も新年の風習も神様に気持ちよく来て、ゆっくり過ごしてもらうというためのものだったのです。

大掃除はいつまでにするの?

地域にも異なりますが、12月13日から大掃除をはじめ、大晦日までに終わらせるのが本来の大掃除の時期です。

そして実は大掃除をしてはいけない日があるんです。それは、12月29日

なぜなら、この日は9が苦を連想させるということで、避けたほうがいいんだそうです。

この日に正月の鏡もちをつくと、苦しみをもつ苦餅になってしまうので気をつけましょう。

ただし、同じ9日でも19日は大丈夫です。

そして次に、大掃除は大晦日までなので、大晦日に掃除をしてはいけないんです。

大晦日は身も心も家も綺麗にして、静かに神様をお迎えしなくてはいけない日なので、ほこりがまったりしていては神様に失礼だとされています。

頑張れば、二日ほどで終わったりするので、お仕事をされているとお休みになるのは、28日あたりからだと思うので、28日、29日は飛ばして、30日の二日で終わらせることを目標に頑張りましょう。

または、毎週末ちょっとずつ進めるのもいいかもしれませんね。計画をたてて掃除に取り掛かるのが一番いいと思うので、自分自身の予定などと合わせて考えてみてください。

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正月事始めや、すす払いって何?

大晦日までに大掃除を終わらせる意味や由来は?子供にはこう教えよう!

正月事はじめ」とはなんなのでしょうか。

これは簡単に言いますと、この日からお正月を迎える準備をしましょう、という日のことです。

江戸時代の中期まで使われていた宣明暦(せんみょうれき)という暦では、12月13日は鬼の日で、婚礼以外は、何をしても吉という日でした。

ちなみに、宣明歴とは・・・・中国、唐の徐昂(じょこう)が作った太陰太陽暦のこと。中国では822年から71年間、日本では貞観3年(861)から、貞享元年(1684)に貞享暦に改められるまで、800年余りの間用いられた。

参考:コトバンクより

そのため、この日が、正月を迎える準備を開始する日として、いい日だと選ばれ、江戸城の大掃除をこの日にしたのが、正月始めの始まりだといわれています。

暦は変わりましたが、「正月始め」の日は変わらず、そのままの12月13日のまま風習となったのだそうです。

そして聞きなれない「すす払い」という言葉ですが、これは先ほどもお話しした、現代でいう大晦日までに、済ませる大掃除のことを指します。

まず日本に掃除というものが伝わったのが、大化の改新の頃の飛鳥時代といわれています。

庶民の間に広まったのは、平安時代で、この頃から年末には大掃除をするという、年末には欠かせないことになっていったのですが、当時の大掃除は「煤払い(すすはらい)」と言われ、歳神様を迎えるために行う大切な行事でもありました。

一年の間に溜まった煤(すす)を落とすことは、その年の厄やけがれを払うという意味を持っていました。

江戸時代に入ると、かまどを汚していると、その家の運も逃げてしまうと言い伝えが流れ、かまどの掃除は特に念入りに行われたそうです。

煤払いには、単なる大掃除という以上に、年間の厄を払うという大きな意味があるのです。

このすす払いも、「正月事始め」と同じ、12月13日からといわれています。

子供への簡単な説明は?

大晦日までに大掃除を終わらせる意味や由来は?子供にはこう教えよう!

大晦日までに掃除をして、気持ちよく神様をお迎えする、というのが大掃除の目的なんだというのを、わかりやすく伝えてあげましょう。

由来などは省いてもいいと思います。難しく言わずどうして大掃除をするのかを明確にしましょう。

例えばですが、こんな感じで説明してはいかがでしょうか。

“12月31日の今年最後の日までに、大掃除を家族みんなでしようね。

理由はね、来年になる前に、今年一年の家の汚れや、心の汚れを落として、みんな綺麗になって、神様にまた来年もよろしくお願いします。どうぞおうちでゆっくりしてください。

て、迎えられるように汚いところを綺麗にするんだよ。“

こんな感じでものすごく簡単だけど、内容はわかりやすい感じで教えてあげてください。

きっと納得してお手伝いもしてくれると思いますよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、大晦日までに大掃除を終わらせる意味や由来についてと、子供への簡単な説明の仕方をお伝えしました。

意味や由来を知ることで、掃除を「めんどくさいなぁ。」と思う気持ちはなくなるかもしれませんね。

神様を迎えるという、立派な儀式ですので必ず行いましょう。終わった後は、とてもすっきりしていいお正月が、迎えられると思います。

新しい年を気持ちよくスタートさせるためにも、大掃除は計画的に、進めましょう。

綺麗な家や心で新年を迎えられるといいですね。

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奥さん・子供・かわいい犬の父親をやっています^^。 毎日の生活の中で、実際に子供からの突然すぎる質問や、聞かれて困った事をそのまま記事にしたり、好きな事を書いています。