「読書感想文」と聞くだけで、気が遠くなるような感じですね。
私自身も小学生の頃は何をどう書いたらいいのかわからないし、
提出日ぎりぎりまで苦戦していました。
この読書感想文、大人でもいざ書くとなれば難しいですよね。
ましてや、小学生ともなれば、結構しんどい宿題だと思います。
でも、コツさえつかめばあっという間に終わって、
残りの楽しい夏休みをエンジョイ!することが出来ます^^。
前回は、小学生低学年のお子様向けに書きましたが、
今回は、小学生中学年と高学年のお子様向けに書きたいと思います。
それでは、読書感想文簡単の書き方と、
簡単に書くコツについて、お伝えしますね。
ぜひ皆様の参考になれば、非常に嬉しいです。
本の選び方や注意することは?

本を選ぶコツとしては、
● 興味を持てる本にする
● 無理に中高学年向けや、難しい厚い本などはやめて
読みやすい本にする
● ページ数の割に字が多い本
です。
一回これにしようと決めた本は、途中でやっぱり無理だと
思わないようにするためにも自分にあった本を選ぶようにしましょう。
例えば、バッテリーは、中高学年の小学生の読書感想文として、
よく書かれている作品です。軽くご紹介いたします。
・ 著者:あさのあつこ
・ 出版社:教育画割
・ ページ数:243P
大まかな内容:
ピッチャーとキャッチャーのバッテリーのお話しです。
主人公の原田巧は中学を目前に小さい田舎町に引っ越します。
そこでのちのちバッテリーを組むことになる永倉豪と出会います。
巧は野球の才能が人一倍で自信家なので豪はもちろん、
周りとぶつかってしまいます。
豪は巧を理解しようと頑張り、その気持ちにこたえるように、
巧は少しずつ変わっていくというお話しです。
成長ストーリで、歳も同じくらいの子が主人公なので、
とても読みやすい作品だと思います。
感想文を書く準備

書き方なんてそんなのいらないでしょなんて思ってませんか?
早く感想文を終わるコツは下準備が大切なんです!
本を読んでいきなり書くのは案外難しいものなのです。
準備するものは付箋とメモ帳です。
どのように使うかを簡単にお伝えします。
付箋
・ 主人公の気持ちに変化が表れたとき
・ 自分が共感した場面
・ 興味がわいたところ
・ 感動した場面
このように、ポイントポイントで付箋を貼っていくと、
あとでまとめるときにすごく楽です。
こう思ったところは○○色の付箋を貼るというように、
色で分けておくといいかもしれません。
メモ
付箋を貼っていく作業と同時でしていくのがおすすめです。
付箋を貼ったところで感じたことを、
実際に文字として自分の言葉で簡単にまとめてみてください。
深く考えず、ぱぱっと軽い要領で書いてくださいね!
めんどくさいと感じることかもしれませんが、
後々作文用紙にまとめる際に便利ですので、
ぜひやってみてください。
本は、一回目は普通に内容を大まかでいいので、
つかむために最後まで読みます。
そして二回目は、さきほどお話しした付箋やメモの作業を行います。
何度も何度も読み返したりする必要がなくなるのでいいですね。
感想文の書き方と注意点

一番重要な感想文の書き方です。
コツさえつかんでしまえばほんとあっという間にできてしまいます!
段落構成を考えて書くととてもスムーズに書くことが出来ます。
① 書き出し
なんでこの本を読んだのか、きっかけをお話ししだすといいでしょう。
また、本の紹介から始まるのもいいですね。
② 中心部分 内容
ここは一番内容が濃い場面なので、
しっかりと重点を置いてかくようにします。
付箋、メモでまとめたことを書いていきます。
場面で印象に残ったことを書いたり、
自分だったらこの時はこう行動したなど、
主人公に自分を置き換えてみるのも一つの手ですね。
③ まとめ
ここは自分の感想を書いていきます。
「具体的にはこの本を読んでこんな影響をうけた!
そして自分の生活にどう取り入れていくのか」を、
書くとよいでしょう。
例えば、
この本を読んで○○と感じました。
主人公の○○くんのようにはなれないかもしれませんが、
努力することをわすれず将来は○○になりたいと思っています。
など、自分の将来図を大きく語るとすごく好印象です。
こんな感じで大きく分けてこの三つの構成になります。
一番注意するところ
ここを気をつけておけば、さらによい構成になりますので、
お伝えします・・・
① 題名は、自分の中で強く印象に残った部分を
引用してつけます。
② 最後の感想部分では、実行できそうなことを
具体的に書きます。
③ セリフ以外は、本のあらすじをそのまま書くのは
ひかえましょう。
本の最後によくのっているあとがきや解説を見て、
まとめるのもおすすめなのでぜひやってみてください。
簡単に書くコツ
本を読む前と読み終わった後の気持ちの違いを書いてみましょう。
どこで書くかは自分のまとめ次第で構いません。
例えば・・・
最初は○○だと思ってたけど○○に変わって、
○○のように思うようになりました。
など。
ここで「思います」の表現の仕方について。
これを覚えるととても簡単に書きやすくなります。
・ 感じました
・ ○○な気持ちになりました
・ ○○だとわかってきました
・ ○○な興味がわいてきました。
同じ文末を避けるためにも、
これらの表現の仕方を使ってみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、小学校 中学年や高学年向けの
読書感想文簡単の書き方と簡単に書くコツについてお伝えしました。
小学校低学年生向けの読書感想文の簡単な書き方については、
こちらをご参照ください。
読書感想文の簡単な書き方やコツは?小学生の低学年向けはこれで解決!
中学年、高学年の場合は、親がすべてサポートするというよりは、
自分でまず考えさせてみて、ポイント部分だけ、
教えてあげるのがいいと思います。
本当に、読み切れる作品を選ぶようにアドバイスなども
必要かもしれませんが、まずは、最後まで自分の力でできるように、
陰で協力してあげましょう。