「たけのこ、どうやって保存すればいいの?」
「新鮮なたけのこの選び方は?」
こんな疑問をお持ちの方いませんか?
最近では、たけのこは、スーパーで購入する場合がほとんどですが、
旬になるとお裾分けなどでどっさりともらうこともあります。
筆者が住んでいる地域の緑地公園では、
たけのこを掘って自由に持っていっていい、
というイベントをすることもあるくらいですからね。
竹林の手入れに、たけのこの収穫は欠かせないのです。
とは言え、いくらどっさりともらったとしても、せっかくの春の味覚。
無駄にせず余すことなく頂きたいですよね。
たけのこを長持ちさせるために、保存方法はどうしたらいいのでしょうか。
また、新鮮なたけのこを選ぶ際のポイントもまとめてみます。
たけのこの保存方法は?保存期間は?

たけのこは生のまま置いておくと、
えぐみが出て美味しく食べられないので、
まずは下処理をしましょう。
下処理の簡単な方法です^^!
下処理の後は保存方法によって、日持ちが変化するので、
使う予定に合わせて保存方法を選んでください。
水に浸す
たけのこは下処理を終えた状態でも、
えぐみが出続けるので、冷蔵庫で保存する場合も、
水に浸したままにします。
水を毎日交換すると、一週間ほど日持ちします。
冷凍保存
一般的に、たけのこは冷凍保存には向いていないと言われています。
なぜなら、水は液体から個体に変わるときに、
体積が増える特徴があり、水分が多い生野菜は、
凍った水分によって細胞を内側から破壊されてしまいます。
本来の形が失われているため、解凍すると
べしゃべしゃに崩れていることがあるのです。
たけのこも水分が多い野菜のため、
冷凍には不向きと言われていますが、
工夫次第で冷凍保存できます。
その方法は、下処理したたけのこを薄目の味で煮て、
その煮汁ごとフリーザーバッグに入れるというもの。
濃い味つけにすると、調理の幅が狭まるので、
薄目に味つけるのがオススメ。
たけのこの頭が少しのぞくくらいの水に、
みりん、醤油、お酒を1:1:1の割合で入れます。
用途に合わせてカットして細かく分けておくと、解凍の際に便利です。
冷凍後は半年程度を目安に使いきるのが無難ですが、
うっかりして2年放置したものを調理してもシャキシャキで美味しく食べられた、
というエピソードもあります。
もちろん、2年も放っておくのはオススメはしませんが、
べしゃべしゃになりにくい保存方法として参考にしてください。
塩漬け
塩漬けは下処理したたけのこの水分を取り除いて、
塩をたっぷりと塗り込みます。
中心の溝にも忘れないように、塩をまぶしてください。
ここからさらに、塩をしきつめた密閉容器に
切り口を下に向けて置き、その上にも更に塩を被せます。
塩のドームを作るイメージですね。
1日2日するとたけのこの水分が出てくるので、
水を捨ててからまた塩を追加します。
お漬け物のように、塩分濃度を上げて保存食にする方法で、
冷蔵庫で保存しなくても1年は保つそうです。
原理は漬け物と同じなので、塩をケチるのは禁物。
塩が不足している部分から傷んでしまいます。
「これでもか!」っていうくらい使ってください。
また、調理する際は、当然そのままでは
塩辛過ぎて食べられないので、塩抜きします。
薄目の塩水に浸しておくとゆっくり塩が抜けていくので、
前もって準備が必要です。
干す(天日干し)
食べ物を日持ちさせる方法として、
昔から親しまれているのが塩漬けと干す方法。
干物や干し椎茸なんかは、今でもお馴染みですよね。
干すことで水分が失われる変わりに旨味が凝縮されるので、
味や栄養が濃くなるというメリットもあります。
水分がなくなるまで待つだけ。
カット厚みにもよりますが、2日程度で出来上がります。
塩漬けと同じように1年ほど保存が可能になります。
塩漬けには大量の塩が必要ですし、
大量のたけのこを塩で覆うのは意外と手間。
重ならないように並べるスペースさえあれば、
干した方が手軽に保存できるかもしれません。
調理のときは、干し椎茸のように、
水で戻してから通常通り使用できます。
筆者もたまに、干し野菜などを作るのですが、
にんじん、大根、お芋、などを天日干しして、水分を取り除くだけ。
一番簡単で、手間もかかりませんので、たけのこも
天日干しで乾燥させ、保存するのがいいかもしれません^^。
たけのこが腐るとどうなるの?
・ すえた匂いなど、異臭がする
・ 酸味など、普通じゃない味がする
・ ぬるぬるする
・ 赤みがかっている
・ カビ
・ ふにゃふにゃと芯がない
・ 水分が出てドロドロになっている
比較的たけのこは傷みがわかりやすく表れますが、
姫たけのこのような柔らかい種類のたけのこもあります。
押してみて抵抗なく指が入っていったり、
ヌメヌメと滑るようなら傷んでいる可能性があるので
注意しましょう。
チロシンという栄養が結晶化しただけなので、
カビではありません。
取り除きたくなりますが、
栄養なのでそのまま調理してください。
新鮮なたけのこの選び方は?
たけのことは、収穫されることなくそのまま成長すると、
堅くて青々とした竹へ変貌を遂げます。
そのため、たけのこは大きければ大きいほど
竹に近づくということなので、
堅く筋っぽくなるようなイメージがあります。
しかし、ただ小さければいいというものではありません。
というのも、たけのこは分厚い皮に何重にも覆われているので、
中身は外見に反してとても小ぶり。
小さいたけのこは皮を剥くとほとんどなくなる、
という事態になりかねないのです。
良いたけのこかどうかは、大きさよりも色を見て判断しましょう。
たけのこは花と同様に収穫されても生きているので、
できるだけ土から掘り起こして早い段階で下処理をしなければ、
えぐみや、あくがどんどん出てきます。
簡単なポイントを見ていきます。
① 収穫されたばかりのたけのこは大きく、
先端の芽のような部分が黄色いのが特徴。
たけのこは地中から芽を出すか出さないかのところで収穫されるので、
ほとんど日に当たりません。
そのため、収穫されたばかりの新鮮で、
竹に成長する前のたけのこは、
白っぽく芽も黄色がかっています。
② 根本のごつごつした部分も同様に白っぽい色。
この二つだけを押さえておけば間違いなしです!
収穫が遅れて竹になりかけていたたけのこは、
先端の芽が緑になり、全体に黒くなっています。
新鮮なたけのこは大きくても柔らかく、
皮だけでなく身も白いので、
色や柔らかさを楽しむお刺身や煮物にもぴったりですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、たけのこを長持ちさせる保存方法と選び方に
ついてお伝えしました。
たけのこ料理は、下準備などに時間がかかるイメージがありますが、
いざ、やってみると意外に簡単に出来てしまいます^^。
あと、たけのこは意外にもダイエットにも有効なんですよ!
皆さんの参考になれば幸いです^^。