「紫外線アレルギーってなに?」
「日焼けすると、よく皮膚が赤くなるけど大丈夫かな?」
こんな疑問を持った方いませんか?
日焼けした小麦色の肌は、健康的に感じたり、
一度は、海外の有名人のビーチ写真を雑誌などで、
見たことがあると思います。
筆者は、「小麦色でいいなぁ~」って、思っちゃいます^^。
しかし、人によっては、春から夏のような紫外線の時期は、
体調が優れなかったりする人もいますよね。
もしかしたら、そういう方は、紫外線アレルギーを
疑ったほうがいいかもしれません。
今回は、紫外線アレルギーとその症状や原因などについて
調べてみます。
この記事の目次です
紫外線とは?

紫外線とは、光を波長に合わせていくつかに分類したうちの1つのこと。
そもそも、光とは音と同じように波状になっており、
この波の長さによって見え方が変化します。
典型的なのが、赤、橙、黄色、緑、青、藍、紫の順に
グラデーションになっている虹。
ちなみに、さまざまな波長が重なれば重なるほど光は、
無色透明に近づきます。
そして人の目で確認できる波長の光を可視光線、
見えないものを不可視光線と言います。
紫外線は紫の波長のさらに外側の光線、
つまり不可視光線に分類されます。
超えるという意味のUltra(ウルトラ)とviolet(紫)を、
意味しているからなのです。
同じ不可視光線の赤外線は、対象を熱することが多いですが、
紫外線は科学反応が起こることが多いです。
日焼けや殺菌、レントゲンなんかをイメージしてもらうとわかりやすいでしょうか。
そして、紫外線とは紫よりも外側の波長の名前ですが、
実は波長ごとに大きく3パターンに分けられます。
UV-Aってなんだ?
UV-Aは地球に降り注ぐ紫外線のうち90%以上を占め、
5月からが特に注意が必要とされています。
ただ、UV-Aは波長が非常に長いため、
天気や時期に関わらず年間通して存在します。
曇りでも紫外線対策が必要と言われるのは、
UV-Aの波長の長さのためなのです。
UV-Aはこの波長の長さで私たちの細胞の奥深くまで侵入し、
老化の原因、活性酸素を発生させます。
つまり、シミやシワ、予防する防ぐためには、
UV-Aを防ぐ日焼け対策が必要なのです。
UV-Bってなんだ?
UV-Bは、真夏に急激に多くなる紫外線。
肌の表面に強く影響するので、シミやシワだけでなく、
炎症を伴って赤く日焼けする原因にもなります。
UV-Aに比べると全体量は非常に少ないですが、
人体への影響はUV-Aの1000倍とも言われ、
皮膚ガン白内障、など健康へのリスクも心配されます。
UV-Cってなんだ?
そして最後のUV-Cは紫外線の中では最も有害ですが、
オゾン層に吸収されて日本に届かないので、
普通に生活していれば私たちにはあまり関係ありません。
ただ、医療の現場などでは殺菌を目的に、
人工的に作られたUV-Cが利用されていることがあります 。
紫外線アレルギーとは?
紫外線アレルギーは日光アレルギー、日光性皮膚炎、などと呼ばれるもの。
紫外線がアレルゲンとなって、さまざまな症状が表れることですが、
そもそも紫外線は、上で説明した通り有害なもの。
体にトラブルが出てくるのは普通のことなのでは?
と思うかもしれませんが、それは過剰に紫外線を浴びすぎた場合の話。
通常では浴びても問題ないほどの紫外線でも、
敏感にアレルギー反応が出てしまいます。
紫外線が強い時期は外出が難しいというほど、
症状が深刻になる人もいます。
ただ症状としても、紫外線アレルギーならではのもの、
というのは少なく、紫外線アレルギーそのものが、
マイナーなアレルギーということで、見逃されがち。
誰しも、外出して体調不良になったとしても、
疲労や熱中症を疑っても、紫外線アレルギーを疑う人は少ないですよね。
そのため、紫外線アレルギーは自覚しにくく、
医師の診察を受けることが稀となり、発見されにくいのです。
とは言え、夏に出かけるたびに体調不良となる場合は、
紫外線アレルギーを疑ってみた方がいいかもしれません。
紫外線アレルギーの症状とは?
紫外線アレルギーの症状は一般的に、
じんましんなどの皮膚の症状が多いですが、
そのまま放置しておくと、全身に関わるアレルギー反応で、
日常生活に支障を来すかもしれません。
◇ 目の症状・・・
・ 異物感
・ 痒くな る
・ 涙が出る
・ 充血して腫れる◇ 肌の症状・・・
・ 赤くなる
・ 湿疹
・ 痒くなる
・ じんましん
・ かぶれる
・ 水膨れ◇ 全身の症状・・・
・ 熱が出る
・ 頭が痛くなる
・ 吐き気
紫外線アレルギーは、生まれつきのこともありますが、
花粉症などと同じように、突然発症することもあります。
というのも、アレルギーとは免疫機能による体の防御反応。
花粉や、紫外線を始めとしたアレルゲンの刺激が、
体の限界を超えたときに初めてアレルギー反応が表れるのです。
そのため、それまでなんともなかったのに、
ある日突然アレルギーを発症します。
それまでなんともなかったからと言って、
アレルギーにならないという保証はありません。
上のよう な症状が日光を浴びた日にだけ重なって表れるようなら、
紫外線アレルギーを疑った方がいいでしょう。
紫外線アレルギーの原因は?

紫外線なよるアレルギー反応は、生まれつきの人もいますが、
多くの場合は花粉症と同じように、ある日突然発症します。
では、突然紫外線アレルギーとなるきっかけはどのようなものがあるのでしょうか。
・ ストレス
・ 遺伝
・ 紫外線の浴びすぎ
・ 化粧品や薬と紫外線との科学反応
・ 日焼け止めクリームが合わない
女性や男性の美容意識が高まる昨今では、美肌を維持するため、
日焼け止めクリームそのものだけでなく、
メーク道具にも日焼け止めに使用される成分が、
配合されていることがあります。
これは紫外線を吸収し熱エネルギーに変化させ体外へ放出させるもの。
肌や細胞へ紫外線を到達するのを防ぐ効果があるのですが、
そのかわり肌の負担が大きいというデメリットがあるので注意。
本来、体を守る役割がある日焼け止めクリームや薬の成分が原因で、
紫外線アレルギーとなる、というのは矛盾しているようで、
納得できないかもしれません。
しかし、例えばビタミンCは、シミやソバカスに効果的とされ、
化粧品にも配合されていることがありますが、
紫外線に反応すると毒となり、逆にシミの原因になります。
そのため、ビタミンC入り化粧品は夜にのみ使うよう推奨されています。
もともと 肌が弱い人は、まずは使っている化粧品から見直してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、紫外線アレルギーについてとその症状や原因を
調べてみました。
おさらいしますと・・・・
◆ UV-A
・ 年間通して、存在する。
・ 特に五月辺りから、注意が必要。
・ 老化の原因、活性酸素を発生させる。シミやシワ、予防する防ぐためには、
UV-Aを防ぐ日焼け対策が必要。◆ UV-B
・ 真夏に急激に多くなる紫外線。
・ 肌の表面に強く影響する。
シミやシワだけでなく、炎症を伴って、
赤く日焼けする原因に。UV-Aに比べると全体量は非常に少ないが、
人体への影響はUV-Aの1000倍。
皮膚ガン白内障、などのリスクも。◆ UV-C
・ 紫外線の中では最も有害。
ただし、オゾン層に吸収されて日本に届かないので、
普通に生活していればあまり関係ない。◆ 紫外線アレルギーは日光アレルギー、
日光性皮膚炎、などと呼ばれる。◆ 主な紫外線アレルギーの症状
● 目の症状の場合
・ 異物感
・ 痒くなる
・ 涙が出る
・ 充血して腫れる● 肌の症状の場合
・ 赤くなる
・ 湿疹
・ 痒くなる
・ じんましん
・ かぶれる
・ 水膨れ● 全身の症状の場合
・ 熱が出る
・ 頭が痛くなる
・ 吐き気◆ 紫外線アレルギーの原因は・・・
・ ストレス
・ 遺伝
・ 紫外線の浴びすぎ
・ 化粧品や薬と紫外線との科学反応
・ 日焼け止めクリームが合わないなど
上記になります。
特に、紫外線の強くなる5月以降は、
外出時には、紫外線をカットするための予防を
しっかりとした方がよさそうです。
紫外線アレルギー対策や予防法はこちらをご覧ください。
症状には個人差がありますので、気になる場合は、
早めに病院などで診察を受けましょう。