京都の五山送り火の意外と知られていない文字の意味!

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この記事の所要時間: 439

送り火の文字の意味は何?
船のマークの意味は?
などなど・・・・

いきなり子供から聞かれたら、なんて答えますか?
地元の方なら、簡単に答えられるかもしれませんが、
知らない方の方が多い気もします・・・。

五山の送り火=別名、大文字の送り火は、
京都府京都市左京区にある大文字山など、
各山で毎年8月16日に必ず行われる、
かがり火のことです。

かがり火とは、お盆で帰ってきていたご先祖様が、
無事にあの世へ帰れるようにと、
知らせる明かりや案内みたいなもののことを言います。

これを京都では、毎年の伝統行事で、山々に大々的に灯しているのです。

そこで送り火の際の文字。

よくよく考えてみれば意味ってなんなんだろう・・。
そう思った方も、たくさんいらっしゃると思います。

今回は、その意外と知られていない送り火の文字の意味について、
お話ししていきたいと思います。
お子様にも簡単に説明できるよう、調べてみました。

送り火の文字の意味は?

順番に見ていきますね。

大文字

大文字については詳しくはわかっていません。
しかしいくつかの諸説があるのでそちらをお伝えいたします。

① 弘法大師説
大文字山が火災になったとき、阿弥陀仏が光明で消し止め、
その光明を真似して火を用いた際の儀式を、
空海が「大」にしたという説。

② 足利義政説
銀閣寺を立てた足利義政は、自分の子供のこれからに、
人生を願う祈りの為、大文字山に白布を掲げたのを見て、
相国寺の横川景三(僧)が決めたものという説。

③ 魔を撃退説
悪霊を追い払う為に有名だったのが★(ほし)で、
山に★を表すことが難しく、文字として表そうとなり、
★に似た「大」の文字を使用することになった説。

④ 無病息災説
手を広げて寝ている人間に似ている為、
「大」を使用し無病息災を願った説。

妙・法

鎌倉時代にある村人が、法華経を説いたところ、
村の住人たちは喜び、法華宗の題目の妙法華経から、
」の頭字を送り火の文字にしたのだそうです。

ちなみに、妙・法は二つで一つの山です。

理由としては初めは「妙」の山しかなかったのですが、
時代が過ぎるとともに「法」の山が出来て、
二つの山が一つに繋がった状態になったのだそうです。

現在も妙・法はセットで点火もそのようになっています。

船にもいくつかの説があります。
どれが本当なのかはこちらも不明です。

① 命の危機から無事に助かったから説
平安時代、唐へ出かけていた円仁は、帰り道に遭難しかけ、
危うく命の危機になるところでした。

無事帰国できたのはそのとき船に乗りながら、
「南無阿弥陀仏」と唱えていたからだそうで、
無事に帰ってくることが出来たので、
そのとき乗っていた船を送り火文字にしたようです。

② 伝染病説
これまた同じ平安時代での説になりますが、ある伝染病が流行り、
手の施しようもなく何万人と死者が出て、その供養の為に、
多くの人を救うという意味の大乗仏教が元となり、
その教えが船の形となり、送り火文字として
使われているのではないかという説。

左大文字

大文字、船同様はっきりとした意味は分かっていません。

「大」が御所から見て左にあるので左文字と呼ばれています。
左が女、右が男を表しているといわれています。

鳥居

伏見稲荷大社の御灯明(おとうみょう)として焚かれたといわれています。

それぞれ諸説はあるようですがはっきりとはわかっていません。
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送り火の種類は五つだけではなかった?

この送り火五つと思われていますが、
実は10山も存在していたんです。

江戸時代の記録「諸国年中行事(1717)」には、
」、「妙・法」、「」、「左大文字」、「鳥居」の
五つ以外にも5山存在し、全部で10山も存在していたと、
記されているそうです。

種類としては・・・・
◆ 市原の頭文字「」(左京区市原)、
◆ 鳴海の「」(右京区鳴滝)、
◆ 北嵯峨の「」(右京区北嵯峨)、
◆ 観空寺村の「長刀」(右京区北嵯峨観空寺)
◆ 場所は現在は不明となっている「竿に鈴
  などのがあったそうです。

「竿に鈴」は大正までは実際に灯されていたみたいですが、
その場所は、どの山で灯されていたのか定かではありません。

昭和の初期までは「竿に鈴」以外は灯されていたようですが、
徐々に姿を消し現在の「五山の送り火」という、
形になっていきました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、五山送り火の文字の意外と知られていない意味について、
お伝えしました。

五山の送り火の意味や由来については、こちらをご参照ください。
京都の五山送り火!意味や由来は?子供への説明は?

五山の送り火は、雨でも必ず決行するそうです。

伝統行事ということもあるとは思いますが、
ご先祖様を無事お返しする大切な行事の一つなので、
雨でも決行するんですね。

考えれば考えるほど奥が深い「五山の送り火」ですが、
誰が何のために作ったのか、歴史や意味は、
はっきりとはわかりません。

しかしご先祖を大事にしていこうという古くからの考えは、
こうして伝えていくことによって、次の世代の子供たちに、
形として伝わっていくのだと感じました。

一度家族そろって京都の「五山の送り火」を、
見に行ってはいかがでしょうか?

五山を見ながら、今までのご先祖様や、家族のお話を、
みんなでされるといいかもしれませんね。

学ぶことや、感じることもきっとあるとおもいますよ。

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奥さん・子供・かわいい犬の父親をやっています^^。 毎日の生活の中で、実際に子供からの突然すぎる質問や、聞かれて困った事をそのまま記事にしたり、好きな事を書いています。